
2009年10月8日のmixi日記より・・・
ある日、帰宅すると母が僕に「父が話があるらしいから」と呼び出されました。
父とはあまり話しません。お互い忙しいので顔もあまり合わせません。
改まってなんだろう・・・・。
父の会社がつぶれるとかそんな話だろうか・・・・・。
リビングに入ると父が重々しい表情で切り出しました。
「しびれ罠は二つ持っていけないのか?」
そう、会社役員の父も家に帰れば僕と同じモンスターハンターなのです・・・。

少し前に最近ヒマそうにしている父と母にWiiを買って上げました。
ちょっと僕も「モンハン3」がしたかったのでw
ソフトはモンハン3とWiiスポーツという簡単なゲームを買い与えましたw
Wiiスポーツでキャッキャ言って二人で遊べばいいやと思っていたのですが・・・
父が興味を持ったのはモンスターハンター3の方でしたw

それからしばらくして仕事から帰宅すると父はモンハン3で遊んでいました。
テレビに目をやると父のハンターが動いていました。
「○○○(父リアルネーム)」という名の女ハンターでしたw
画面の中を動き回る父のリアルネームをつけられた女ハンター・・・。
それはあんまりだろうと思って、ちゃんと作ってあげるからと言って質疑応答しながらキャラを作ってあげました。
僕 「肌の色は?」
父「白人で」
僕 「髪の色は?」
父「金髪で・・・」
僕 「名前は?」
父「○○○(父リアルネーム)」
僕 「・・・・いやだから・・この女の人の名前・・」
父「キャサリンとかベンジャミンとか?」
僕 「・・・・・まあそんな感じ・・」
父 「じゃあ・・・「けいこ」で!」
母 「けいこ!誰!!」
子どもの頃、母が家出した時に「けいこさん」という会社の人が家にやってきて、僕におもちゃを買ってくれた事があるような気がしますが・・・
感覚的にそれを今ここで言ってはいけないと思ったので黙ってました・・・・。
その日からけいこさんの狩りがスタートしたのでした・・。

たまに父がプレイしているのを横で見ていると、いつも母が「ほら!後ろにおる!」とか「弾がきれてる!」とか「回復!」とか「なんで今の避けられへんの?信じられへん」とかうるさい;
そしていつも父が癇癪をおこして「うるさい!」と怒鳴る。
そんな年老いた2人のハンター生活はしばらく続いた。

そんなある日のことでした。
父がいない日にこっそりと母が「私もやってみたい」と僕に言って来た。
おどろいたw
けいこさんを起動して闘技場に行かせドスジャギイと戦わせて見た。
もちろん父よりはへたくそで、すぐに3乙してゲームオーバー。
「あの人はこんな難しい事をしてるんか・・・」
と、いかに父がやっている狩りが難しいかを悟ったようでしたw
仕方が無いので、簡単な採掘と調合という仕事を教えてあげました。
これは楽しいと調合の魅力にはまった母。
最近では昼間にパート感覚で「薬草」、「アオキノコ」、「はちみつ」を採取してけいこさんの「回復薬グレート」作りに勤しんでいます。
完全に二人ではまってますw
この間はリビングに降りると二人で真剣に「ハンター日誌」というモンハンの本の付録のDVDを見ていました。
僕の本棚からモンハンの本を盗んで出張に持っていく父。
帰ってきてから僕に「見たこと無いモンスターやけどこのサソリみたいなモンスターと戦う日が来るとおもって研究してた」と言ってた。
父よ・・いくら頑張ってもアクラヴィシムは・・・MH3では出てこない・・。
そんなこんなで二人の老いたハンターは60歳前後になりつつも今日も狩場で奮闘しているのでした。

今も下の階からジャギィの泣き声が聞こえてます。
きっと母がけいこさんの「回復薬グレート」を作ってあげてるのでしょうw
まあ・・・結果オーライでWii買って上げて良かったかなw
出張から本日帰宅!
実は実家で何かを探して父の部屋へ入ったのですが、そこでなんと・・・
XBOX用モンスターハンターフロンティアビギナーズパッケージを発見。
しかも防具コード付。
おとうさま・・・・
おとうさま・・・・・
うちにXBOXはありません。
聞いてみるとどうやら1年ほど前にWiiのソフトと間違えて、購入した模様。
しかたないなーぼくがせんえんでかいとってあげるよー(棒読み)

今や、数万円のプレミアがついてしまっている、MHFビギナーズパッケを1000円で引き取る。
父よ!
グッジョブ!
あれから2年近くたちましたが、未だに女ハンター「けいこ」は現役で狩りに出かけているようでしたw
さあ、ファランシリーズの強化を始めようっ!
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