
初めてエオルゼアに降り立ったあの日。
何をすればいいのかさっぱりわからなかった。
右も左もわからない。リーヴなんて存在も知らなかった。
でも、決めていた。
戦う洋服屋になろう。
マイドさんがそうだったように、エオルゼアでも戦う洋服屋になろう。
そう思って歩き出したエオルゼアの旅路。

初めてこの世界で言葉を交わしたのは、異国の戦士だった。
定型分の存在を知らず、会話は全てエモ。
それでも意思の疎通ができ、初めてのリーヴを経験した。
彼の戦い方に憧れた。持てる力の全てを使い、知恵を使い、自分より強いものに挑む姿に憧れた。

どうやったら強くなるか、どうやったら生産ができるか、どのリーヴがいいのか、これは1人でできるのか、試行錯誤と新しい発見の繰り返し。
それが楽しかった。
始めてから2ヶ月が経ち、正式サービスが開始された。
キャラクターはリセットされ、また一からの出直し。
もう大体の勝手はわかっていた。
サービス開始のその日に格闘士のランクを10まで上げた。

その後は広い世界をひとりでウロウロ。
裁縫も始めた。釣りもやってみた。
1人の旅路で寂しかったけど、この世界がすごく好きになっていった。

パーティーキャッスルで知り合った るなちゃん(つぶちゃん)が来てくれてる日は2人で机を並べて製作に勤しんだ。
明確な目標を掲げて、日々それに向かって努力していった。
立派な戦う洋服屋になるために。
最初はモカシンというブーツを作りたくて、生産を学んだ。
次は鎧を自分で作りたくなり、スケイルメイルを作った。
そして、憧れの武器バグナウを装備できるようになるのを目標に歩み始めた時、新しい出会いがあった。
その出会いで、マイディーさんのFFライフは大きく変わった。

エオルゼアで知り合った仲間達。
みんな優しく、色々教えてくれた。

仲間達とのリーヴ回しが日課となった。
そのおかげで格闘士ランクはぐんぐん上がり、憧れのバグナウ、デッドハートバグナウを装備できるようになった。
週末の裁縫上げも順調で、裁縫ランクも40になった。
戦う洋服屋として歩き始めたエオルゼアの旅路。
本日ついに、その節目となる日がやってきた。

格闘士最後のランクアップ。
約半年と少し。
ついに格闘士ランク50、カウントストップを迎える。
終わった。第四目標達成です。
たぶん1人だと折れてたと思う。
みんながいてくれたからこそ、成しえた。
LSのみんなには心から感謝します。
みんな50になってるのに、手伝ってくれて本当にありがとう。
戦う洋服屋としての最初のゴールにたどり着いたのだ。





格闘士究極奥義猿猴九連掌習得。
8発の正拳突きを繰り出し、最後に回転してとどめの一撃を相手に喰らわせる格闘士の最後の技。
ナニーさんに試したところ、物理攻撃+のカーニバルを入れた貫手2で2200程。
カーニバル無しの猿猴九連掌で約3600程のダメージを与えた。
しかも猿猴九連掌は物理攻撃+のスキルが9発の攻撃全てに乗るらしい。

マイディーさんの使うミコッテ空手。
アーマリーシステムを利用し、他職のスキルをいかに格闘士として有効的に使うかが命題。
むしろ、格闘士ランク50から始まると言ってもいい。
第五目標は、この猿猴九連掌を使いこなし、新しい必殺拳を編み出す事。
今度の目標へ向けての旅はきっと長い長い旅になるだろう。
けれど、この世界には仲間がいる。絆という灯火がある。
この世界で出来た仲間達と共に、エオルゼアで生きる。

戦う洋服屋、ミコッテのマイディー。
その第一歩を、今踏み出した。
-第一章エオルゼア 完-
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