
「フィギュアヘッズ 2018年6月30日サービス終了」
ランチャーを立ち上げたときに出る・・・
装飾も何も無く味気ないバナーに書かれる「重要なお知らせ」という文字。
または、新しい情報が無いかなと公式ページを開いたときに見る「重要なお知らせ」という文字。
その文字を見たときの、あの動けなくなる感覚・・・もう何度目だろう・・・。
また楽しかったオンラインゲームがひとつ、終わってしまうのだ。

オンラインゲームがサービス終了を告知する際、いろんな「理由」が語られる。
「よりよいサービスを提供するのが困難なため」、「開発元が開発をやめてしまった」など・・・。
しかし、今回のフィギュアヘッズのサービス終了に関する重大なお知らせに書かれている一言は悲しかった。
「大半のお客様が1試合もプレイせずにゲームから離れてしまう状態となっておりました。」

うがーっ!
そうなんですよね・・・フィギュアヘッズは「難しい」んですよ。
ただでさえ、一瞬の操作ミスでやられてしまうTPS対戦で、自分だけでなく僚機にまで指示をしないといけない。
長いチュートリアルのようなものは終わったけど、自機の操作もままならない。
そんな状態で試合に出ても勝てる気がしない・・・だめだ・・・やめておこう・・・。
となってしまうのも、よくよくわかる。

その「最初の壁」がとても高かったのが、フィギュアヘッズなのかなと思う。
僕はロボットが何よりも好きなので、なんとかこの壁を乗り越えようといろんな人が出している動画とか、サイトを見て勉強した。
特にyoutubeでとあるプレイヤーの方が「こうやって装甲を決めればいいよ」とか、「慣れてない人はこのフィギュアヘッズがいいよ」とかすごくわかりやすく解説してくれていて、同じ動画を何回も見たり、同じように動けるよう練習したりもした。
偶然その動画にたどり着いたことが結構大きかった。

「最初の壁」を乗り越えると、めちゃくちゃおもしろくなる。
それがフィギュアヘッズをプレイした感想だった。
面白くなってくれば、世界観も好きになってくるし、登場するキャラクターにも愛着が沸いてくる。
試合の意味もわかれば、公式大会のリプレイを見て興奮できるようにもなる。
フィギュアヘッズは最初の壁を越えると、「ああ・・・このゲームってオンリーワンな楽しみがあるな!」って気づけるだけ「大半のお客様が1試合もプレイせずにゲームから離れてしまう状態となっておりました。」という一文を見て本当に悲しいし、もったいないな・・・って思いました。

フィギュアヘッズだけに限らず、この「最初の壁」問題はオンラインゲーム全体における大事な課題なんだと思う。
何をすればいいのかわからない・・・とか、踏み込む勇気が無いとか・・・。
これはばっかりは運営がいくら念入りにチュートリアルを作ってシステマチックにしても解決できるものではないと思うんですよね。
「半袖だから引退する」とか、投げ出す理由が様々すぎて・・・。
それこそひとりひとりにコーチを付けて、人間が手取り足取り教えてあげればいいのかもですが、そんな事になるとそれこそ月額がスポーツジム並みになっちゃうでしょうしねw それもおもしろそうですけどw
今回僕が1試合もプレイせずにゲームから離れてしまう状態になった大半のお客様の一人にならなかったのは、先に話した動画に偶然にもたどり着けたから。
公式動画ではなく、プレイヤーがプレイヤーのために作った動画があったから。
「これから始める人」の事を考えてくれたプレイヤーがいてくれたからだ。
そういうのが多ければ多いほど、「最初の壁」問題は無くなっていくのだと思う。
オンラインゲームは運営だけではどうにもならない。
ユーザーも努力しないと、サービスは長く続かない。
何度目かもうわかないけど、いろんなオンラインゲームのサービス終了見てきて、僕はそう思いました。

なにはともあれ、フィギュアヘッズのサービスは終わってしまう。
僕に出来ることは、もう直球でこう声を上げることだけだ。
「フィギュアヘッズって操作とか難しいけど、それさえ乗り越えればめっちゃおもしろいゲームなんですよ!初心者さん向けの動画とかもあるので、それ見てやってみて!基本無料だよ!」
あぁぁ・・・・もっと早くからちゃんと遊んでおけば良かった。
そしたらコンバットアーマーやアーマードトルーパーにも乗れたのに・・・。
めっちゃ後悔・・・・。
またヘッズ部のみんなでまた時間を合わせて、楽しもう。
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