
今から7年程前、驚愕のオンラインゲームが誕生した。
その名は・・・「おしゃらんど ファンテージ」!!
当時はまだそこそこ人気のあった「テーマパーク型オンラインゲーム」。
アバターにいろんなミニゲームで遊び、ポイントを稼いでおしゃれして仲間とチャットなんかを楽しむ。
簡単に言えば、現在のオンラインゲームで言うところの「カジノ」にあたる部分だけを切り出したようなオンラインゲームと言えば伝わるでしょうか?
「おしゃらんどファンテージ」もネクソンが運営する「テーマパーク型オンラインゲーム」のひとつでした。
ですが、ただひとつだけ・・・
他のオンラインゲームには無いひとつの特徴がありました。
それが・・・

「5歳~12歳の女の子」を対象にしているという点でした。
その対象年齢はサービス開始前から、でかでかと掲げられ宣伝されていました。
この広告やターゲットを鵜呑みにして考えると、
おしゃらんどファンテージは「5歳~12歳の女の子」が住む世界となります。
・・・かと言って年齢制限があるわけでも、ログイン時に身分証明をしなければならないわけでもない・・・。
意図はわかるけども、親御さんも一緒にプレイしてくださいという注意書きも無かったので、さすがにそれは少し子供達が危険ではないか?

そういう心配もあり、当時アクロニアに拠点を置いていたじょびネッツアは、サービス開始とともに「おしゃらんどファンテージ」を調査してみる事にした。
サービス開始とともにログイン・・・!
すると・・・

開始直後がこの状態だった。
隠してはいるが、周りのキャラクターの名前は卑猥な名前ばかり・・・
そして女の子のアバターと見るやどんどんと何かをトレードで渡しつつ無言でフレンド登録をかけてくる。
「5歳~12歳の女の子」と友達になりたい卑猥な名前の人達で溢れかえるスタート地点。
予想したとおりだ・・・ここは自由なオンラインゲームの世界・・・
何をどう楽しもうと自由だとは思うけど、さすがにここでその名前をつけてフレンド登録を投げまくるのは健全とは言えないだろう・・・。

子供達に悪影響を与えないように、この世界には綺麗な言葉の定型文のみで会話をする「セーフティーチャット」なるものがあった。
なんとかこの状況を打破しなければと思い、僕は頭を巡らせ言葉をつなぎ合わせる。
攻撃的な言葉はもちろん無い、それでもこの状況をなんとかしないと!
その想いから導き出された、言葉のコンボ。
それが・・・

この一言で卑猥な名前のおにーさんたちは、くもの子を散らすように散っていった。
言葉を信じたのか、あ、こいつ中身違う!って思われたのか・・・散っていったので良しとしよう。
その後はそういった人も見かけなくなり、平和になったような気もしたので僕はおしゃらんどファンテージの世界から去った。

ゲーム自体は、簡単で楽しいミニゲームがたくさんあり、おしゃれな衣装なんかも多く、女の子の為に作られたゲームという感じがしてとても好印象でした。
ご両親がお子さんと一緒に遊ぶ分にはそういった心配は無いとは思うので楽しめそうだなと思ったものの・・・
まだオンラインゲームに対して未成熟な当時では、本来のターゲットとなる客層を掴みきれなかったのか・・・・
わずか10ヶ月ほどでサービス終了となってしまった。
子供向けのオンラインゲームというサービスとしての視点はおもしろかったけど、子供達に対しての訴求が甘かったのか親御さんの理解が得られなかったのか、早すぎるサービス終了に子供向けオンラインゲームを運営するというのはとても難しいのだなと感じました。
さて、次回のオンライン大三千世界の旅路は・・・目指せアイドル!!
「マイオーディション」です。
つづく。
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