
「ぴぃさんっ!おめでとうございますっ!」
「クリアおめでとうございます!!」
「おめでとうございますっ!最後ちゃんと制御装置に乗ってましたねw」
「おめでとうございまっす!」

「ありがとうございますっ!いやはや・・これは中々厳しい・・・w」
「でも、ちゃんと動けてましたよw
今までずっと頑張ってきた成果ですねー・・・。」
2016年・・・10月の終わり・・・ぴぃさんは、忙しいながらもエオルゼアでの冒険を続け・・・
ついに、大迷宮邂逅編5層、ツインタニア戦をじょびメンバーと共にクリア。
元々ゲーマーだったぴぃさんは、さほど苦労する事無くツインタニアを制した。

「しかし良かった・・・
なんとかエオルゼアパートの撮影には間に合った・・・」
リアルパートの撮影はスケジュールどおり順調に進み、まもなく全てのシーンを撮り終え、クランクアップを迎えるらしい。

私達じょびメンバーも、何度か撮影現場を見学させてもらえた。
緊張感のある撮影現場・・・・千葉さんや大杉さんの演技を生で見る事が出来た。
あの日始まった「光のドラマ化計画」は、着実に一歩一歩前に進み・・・ついにここまできたんだ。
実際に大勢のスタッフさん達が、とても真剣に撮影を進めている姿を目のあたりにし・・・
これはオンライン上だけの話ではなく、本当に人の手でTVドラマが作られているのだと、私たちは深く実感した。

でも・・・撮影が進むにつれ・・・
私の中で小さな「寂しさ」のようなものが生まれ始めてる。
驚き、戸惑い、色んなことが起こり大変な一年だったけど・・・
ドラマが完成すれば・・・そんな毎日も終わりを迎える・・・。
エキルレを回して・・・みんなで極蛮神やレイドに挑戦する・・・そんな毎日に戻るんだ。
それが嫌とかじゃないけど・・・やっぱりなんだか寂しい。

「ぴぃさん・・・。」
「はい。」
「ぴぃさんは、ドラマの撮影が終わったら・・・
FF14は引退したり・・・するんですか?」

「いえいえっw 個人的に続けますよ・・・w
早くイシュガルドにも行ってみたいですしねw」

「じゃあ・・・これからもお手伝いしますね。」

「ええ・・・これからも、よろしくおねがいします!」

人は 「夢」 をみる。
希望・・・ 憧れ・・・
こうなれたらいいな・・・・ こうだったら幸せなのにと・・・・ 人は様々な「夢」を想い描く。
そして その「夢」が「目標」に変わったとき・・・
新しい冒険が始まるのかもしれない・・・・。
この物語は・・・・
「ゲームプレイブログのTVドラマ化」
という、 前人未踏の夢に【挑戦】する・・・
ひとりのゲームブロガーと、
ひとりのプロデューサーの物語である。

ぴぃさんのツインタニア初撃破から数日たったある日・・・。
「ん・・・? マイディーさんはいない・・・か?」
「今日は、リアルパートの打ち上げに行ってるよ。」

「いいなー・・・うまいもん食ってんのかなあ?」
「スタッフさんとか、吉田さんとか、俳優さんとかいっぱい来るからそれ所じゃないんじゃない?w」
「それはそれで大変そうだな・・・w」
「あ・・・・。」
「ん?」

「また来てる・・・。」
「なんだろう・・・?じょびに用事かな?」

「最近よく来てる人で・・・いつもああやって家の周りで立ってるのよ。」
「ふーん・・・なんだろうね・・・ 声かけてみた?」
「うん、でも答えてくれなくて・・・
最初は初期服だったんだけど・・・なんか徐々に装備が良くなっていってる・・・」

「へえ・・・もう50は超えてるな。
まあなんかあったらすぐ言ってよ。」
「うん・・・。ありがとう親方。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
そしてそれからさらに数日がたち・・・11月に入った。
ぴぃさんの話だと、そろそろエオルゼアパートの撮影が始まるとの事です。
今まで一生懸命準備を進めてきた成果が出せるといいな・・・。

「さて・・・いよいよこの日がやってきましたね・・・。
本日よりエオルゼアパートの撮影に入ります。」
「長い道のりだった・・・・。」
「はいっ!もう準備は万端ですっ!」

「今回、エオルゼアパートの撮影をするにあたって、エオルゼアパートはエオルゼアパートの監督を立てることになりました。
もうマイディーさんは打ち上げでお会いになってますね。」
「はいっ!」

「へーそうなんですね、どんな方なんですか?」
「もちろんプロの映画監督です。ゲーム関係もいくつか手がけており、ゲームに対する思い入れも強い。」
「うん、とても話のわかる監督だったよっ!」
「今回のエオルゼアパートにもかなり乗り気です。」
「それは嬉しいですねっ」

「もう表まで来てるそうですので、監督も交えて話をしましょうか。」
「緊張しますねっ!」
「そう?w」

「【映画監督】っていうと、やっぱりなんか、厳しくて怖いというか・・・変わった人が多いというか・・・そんなイメージです。」
「芸術家っぽいもんねw
でもそんな人は稀だよ、映画監督だからって変わった人ばかりじゃないよw」
「そうですね、確かに・・・偏見は良くないですねw」
「まあ会ってみればわかりますよw」

「たしかそのへんに・・・あっいました。 監督ーっ!」

い・・・・いやいやいや・・・っ!!

・・・・この人めっちゃ変わってるよーっ!!
ぼ・・・棒立ちのひと・・・・。
この人が・・・エオルゼアパートの監督さんだったのっ!?

「監督・・・マイディーさんたち来ました。」

「・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・無反応ですよ?」
「監督ーっ!」

はっ! ひょっとして・・・
きっとそうだっ! この監督さん・・・いつもじょびハウスの前に立って・・・
私達の動きを・・ここでずっと観察してたんだっ!!
普段みんなで会話するとき・・・どんなエモートをしてるかとか・・・そういうのを見てたんだっ!!

どうしよう・・・私ちゃんと動けてたかな?
普段の生活から練習もかねていろんなエモート使っていたけど・・・大丈夫だったかなっっ?
うわーっ!
もっと普段からちゃんとやっておけば良かったよっ!!

「監督・・・・?」
「離席されてるんですかね?」



「はい・・・おっけい!」
「えっ!何がっ!!?」
「これで・・・これでコンプリートだ」
「!?」

「朝、昼、晩、晴れ、雨、曇り・・・
全ての状況のじょびハウスの遠景をコンプリートできたっ!」

「このゲームは狂ってる・・・なんでここまで細かく天候とか時間とか作りこんでるんだ・・・。
各天候と時間帯のエオルゼアの情景を集めてるだけで・・・もう1ヶ月近くエオルゼアをさまよい歩いてる・・・・。」
な・・・なるほど・・・
いつもここで、グループポーズを使って、じょびハウスを撮ってたのかあ・・・。
私達が見られてるんだと思ってちょっと怖かったよーっ!

「お久しぶりです、監督!
こっちでは始めましてですねっ!」

「おおっ!マイディーさん!お久しぶりです」
「至急メンバーを集めますね。」
「ありがたい、早速はじめましょうか」
マイディーさんの呼びかけで、その日ログインしているメンバーが集められ・・・
「第一回エオルゼアパートブリーフィング」が開催された。

「皆さん始めまして。僕が今回、皆さんが出演されるエオルゼアパートの監督を任せてもらいました・・・えー・・・

そうですね・・・この世界では【でぃ】とお呼びください。」
「でぃさん・・・ディレクター!」
「光の・・・監督!!」

「今後ともよろしくおねがいしますっ!」

「監督、それではエオルゼアパートでの撮影方法について、皆さんにお伝え下さい。」
「はい。」

「今回エオルゼアパートを撮影するにあたり、ぴぃさんとマイディーさん、そして僕の3人で協議し・・・2つのルールを設けました。」

まず・・・みなさんはプロの役者ではない。
なので、撮影を始める前に皆さんと約束をしたいのです・・・
このTVドラマの撮影を・・・毎日の生活の中で、最優先にしないで下さい。
皆さんのリアルの仕事や生活はもちろん・・
ゲーム内での普段の活動も撮影より優先してほしいのです。
プロではない皆様が、無理をして撮影に参加し続けると・・・撮影はどこかで必ず破綻します。
ですので・・・皆さんが無理なく撮影に参加できる環境を目指し、ひとつ目のルールを作りました。それが・・・
① 撮影は毎日、21~23時の時間でのみ行う。
皆さんは参加できる日だけ参加していただき、皆様のスケジュールにあわせてカットを埋めていき完成を目指します。

「つまり・・・
じょびでレイドに挑戦する時と同じルールって事だね」

「なるほど・・・」
各メンバーが参加可能な日でローテーションを組んで、スケジュールをじょびBBSで共有して挑戦するって事なんだ。
それなら、今までじょびでもやってきたし無理なくできそう。

2つ目のルールは・・・
撮影は全て、この【グングニルサーバー】で撮りきる事。
天候待ちや、昼夜の時間指定・・・そういったものも普通のドラマの撮影と同じように行い、撮影をしていく。
皆さんのキャラクターのありのままを撮影していきたい・・・そう思っています。

みなさんはここで生きている・・・それをフィルムに焼き付ける事こそが・・・
エオルゼアパートの「リアル」だと私は考えます。
エオルゼアパートはグングニルサーバーで撮影する。それが二つ目のルールです。
そして・・・
オンラインゲーム内で撮影を行い、それをTVドラマとして放送する事は、世界初の試みであり・・・
ここで演技を行う皆さんを表す 言葉 がありません。
舞台役者でもない・・・映画俳優でもない・・・TVタレントでもない・・・
オンラインゲーム内でキャラクターを操作して芝居を行い
TVドラマとして世に発信する存在。

皆様のことは便宜上、「キャラクターアクター」と呼ばせていただきます。

人類史上初めてのキャラアクターとして、皆様の活躍に期待しています!
みんなで一緒に素晴らしいドラマを作りましょうっ!!
「おーっ!」

最初は変わった人かなって思ったけど・・・全然そんな事なかった。
私たちに負担がかからないよう・・・色々考慮してくれた・・・。
これならやっていけそうだ・・・みんなと一緒に・・・いいドラマにしたいっ!

こうして、今回のドラマの最大の特徴であるエオルゼアパートの撮影が始まりました。
撮影時間は、毎日21時から23時にかけての二時間。

撮影方法は絵コンテが配られ、それに基づき監督がチャットで指示を出し、それにそって演技を行っていくという、パイロットムービーを作った時の方法がそのまま採用されました。
監督がチャットで「よ~い!」「はい!」って言ったら、そこから約5秒後くらいに演技スタート。

「あああああああああああああああ」
「あああああ」「あああああ」・・・・「あああああ」
台詞は声優さんが声をあててくれるので、リップシンクによる口パクだけでOK。
句読点に合わせ、台詞の秒数をイメージしてリップシンクを行っていく。
これが慣れるまでは中々大変だった・・・・。

細かい演技は、私たちキャラアクターに任せられる。
また、台詞を発言しているキャラクターの方に視線を動かしたり、目をそらしたりの操作。
リアクションのエモートの選出・・・やる事も多かった。

「ちょっとこのシーンは、一旦うつむいてから、顔をあげましょうか。」
視線は演技をする上で特に重要。
エモートで対応できない微妙な首の動きを行うときは・・・

じょびハウス内では、植木鉢や花瓶等の選択できる家具をカメラのフレーム外に設置し対応。
屋外ではアシスタントを務めるララフェルのメンバーが視線係として大活躍。

逆に見上げるシーンでは体の大きなルガディンであるぴぃさんが大活躍だった。
なれてくると、エモートで演技をする方法は、もキャラクターアクターによってそれぞれ違っていた。
私がやりやすかったのは、台詞にあった【演技マクロ】をシーン毎に製作し、視線の移動のみを手動で行う方法。
私はこの方法が楽だった・・・

でもマイディーさんは、クロスホットバーにシーンごとのエモートを仕込み、全て手動で演技をしていた。
マイディーさんは出番も多いので、そのつどマクロを作るよりもその方が楽だったそうです。
こんな風に、各々の個性みたいなものが演技に反映されていくのがとても楽しかった。
でもまあ・・・このあたりはパイロットムービーなんかで予習済みだったのでそんなに問題無し。
パイロットムービーは1シーンしか無いので撮影は1箇所のみ。
なので、さほど苦労しなかったのですが・・・
何より大変だったのは、屋外のシーン。

今回はドラマなので1箇所で撮影というわけにはいかず、エオルゼアの様々な場所で撮影が行われました。
屋外でのシーンはもちろんモンスターも徘徊していますし、天候や時間にも左右される。
雑魚モンスターが邪魔な場合は、カメラのフレームに入らないようタンクの人がフラッシュで引きつける。
倒してしまうとまた出現しちゃうから、倒さずにフレーム外に誘導しキープする。
万が一に備えて、蘇生係のヒーラー(救護班)もフレーム外で待機して戦闘開始。
見られながらの戦闘は緊張するんですよね・・・・。

複数のキャラクターが同時に走り出すシーンは、環境音も同時に録音する為、音の出るカウントダウンマクロが使えない・・・。
なので、これもフレーム外でアシスタントが秒数を図ってジャンプ。着地と同時に走り出す。
こうやってひとつひとつ・・・監督が希望する絵作りを、私たちがこのエオルゼアで生きてきた知識と経験全てを使ってサポートしていく。
創意工夫の毎日だった。
でも・・・
知恵を凝らした創意工夫でもどうしようもできない問題があった・・・。

「では日も落ちたので、ET8:00から再開します。予報士どうですか?」
「ダメです!中央森林8:00からは、【雨】ふりますね・・・」
「おっけー!ありがとう!」
「残念、今日はここまでですね・・・・。」

それが・・・「天候」と「時間」だった。
こればっかりは、私たちが操作する事はできない。
夜のシーンは、ただ夜時間になるのを待つしかない・・・。
晴れのシーンは、ただ雨がやむのを待つしかない・・・。
それは、私たちが見学させてもらったリアルパートのロケと同じだった。
通常のドラマのロケと変わらない時間・・・。
待ってる間は、演技の打ち合わせや練習を行うんだけど・・・
いっぱい練習したにもかかわらず撮影時間は決められているから、結局その日は雨でお流れなんて事もよくあった。

「今日も撮影流れてしまいましたねー・・・・」
「だねー・・・今日は、あのシーンは終わらせたかったね・・・。」

「SQEXも、撮影にもっと協力してくれたらいいのにー・・・」
「あはは・・・」
「吉田さんの力なら天候くらい自由にできるだろうに・・・冷たいなあ・・・」

「いや・・・SQEXは、協力を惜しまないって言ってくれたよ。現に今回も僕らのキャラクターをテストサーバーにコピーしてそこで撮影しますか?なんて話もあった。」
「えー!いいじゃないですかそれー!絶対その方が楽ですよっ!」
「でも・・・監督が断っちゃったんだ・・・。」
「えーっ!なんでーっ!?」

あれは・・・
リアルパートの打ち上げパーティーの時だった・・・。
打ち上げパーティーには吉田さんも忙しい中、来てくれてね・・・
僕と監督と吉田さんでこれから撮るエオルゼアパートについて、一緒に飲みながら話してたんだ・・・。
吉田さん・・・その時言ってくれたんだよ・・・。

「撮影環境とかどうするんですか?ご協力できるところはしますよ。」
それはとても心強い一言だった。
そりゃ開発サーバーとかならユーザーが撮れない様なすごいシーンもきっと自由自在だからね。
でも・・・
「それなんですが・・・・」

「撮影は全てじょびの皆さんがいるグングニルで行おうと思っています。 自分と皆さんの力だけで・・・。」
TVドラマ【光のお父さん】は、父と子がオンラインゲームで、絆を取り戻す物語ですが・・・
それと同時にオンラインゲーム賛歌でもあるんです。
だからこそ・・・「ユーザーができる範囲での撮影」に こだわりたい。
そのこだわりは画面に映るものでは無いかもしれない。
でも・・・誰でも真似できる場所で撮るからこそ、その可能性を示せるはず。
それこそが・・・
僕が、エオルゼアパートを監督するにあたっての最大のこだわりなんです。
そして、そういった「こだわり」を持って撮影するからこそ、演技にも、作品にも、魂が入るんだと僕は思っています。

「か・・・かっこいいいーっ!」
「でしょー!
吉田さんも感動してくれてパーティーのスピーチで、その【こだわり】をすごく褒めてくれたんだよw」

「監督っ!かっこいいですっ!天候待ちや天気待ち・・・
あえて過酷な環境で撮影するこだわりが、そこにあったんですねっ!!」
「ふふ・・・・まあ・・・あの日のことは・・・・

今でも・・・・

・・・・寝る前に毎日後悔してますよ。
何であんな事言っちゃったんだろって・・・」
「ええええーーっ!?」
「結構飲んでましたしね・・・・。」

「でも、ユーザーができる範囲で最後まで撮影ができれば・・・
その事実でオンラインゲームの新しい可能性は世に示せると思います。
そしてそれこそが、ドラマ化するにあたっての大きな意義でもあり、僕自身の【挑戦】なんです。皆さんはCGではない、ここで生きる立派な命です。
それを撮るのが僕の役目、一緒にがんばりましょう。」
「はい!」
「はいっ!」

そうだった。ずっとそうだった。
光のドラマ化計画・・・それが始まったときからずっとそうだった。
この計画に携わる人たちは・・・みんなそうだった。

ぴぃさんがじょびハウスにやってきて・・・光のお父さんをドラマ化したいって言ったその日から・・・
ずっとずっと・・・【挑戦】の連続だった。
ぴぃさんの【挑戦】は、私たちのじょびネッツアの挑戦になり・・・タカダさん・・・リューハラさん・・・吉田さん・・・撮影現場のスタッフの皆さん・・・そしてリアルパート、エオルゼアパートそれぞれの監督・・・
みんながみんな、各々の分野で【挑戦】していく・・・

【光のお父さん】をTVドラマ化するという同じ方向に向かって・・・それぞれが挑戦していく。
それは私たちが挑む・・・レイドと同じ。
この作品が完成した時・・・そこにはきっと今まで味わった事が無い感動がきっと待っている。
そしてその感動を・・・ぴぃさんも、監督も一緒に味わう・・・。

監督もぴぃさんも・・・たしかに最初はドラマの撮影の為にエオルゼアにやってきたのかもしれない。
でも・・・今はもうエオルゼアで出会った、フレンドと変わりない。
これからもきっと、一緒にエオルゼアで生きていくのだと思う。

私の中で生まれた「寂しさ」は・・・
この頃にはもう・・・無くなっていた。

約2ヶ月の時間をかけて、TVドラマ光のお父さんのエオルゼアパートの撮影は全て終了。
翌日にドラマ化の公式発表が行われれば、撮影が困難になるかもしれない・・・
そういう考えから、なんとかこの日までにとみんなで頑張り、無事に走りきることができた。
そして運命の日がやってきた・・・

2016年12月24日のクリスマスイブ。
東京ファンフェスティバル2016のプロデューサーレターライブにて、吉田P/Dの口から
光のお父さんTVドラマ化が決定した事が伝えられた。

約1年1ヶ月にわたる、光のドラマ化計画は完遂。
収められたリアルパートとエオルゼアパートは編集にかけられ、BGM等を付け加える作業に入る。

その間私たちにする事は無い。
年越しはみんなで過ごし・・・マイディーさんは今まで忙しくていけなかった蛮神戦などを楽しみ・・・
「久しぶりにファイナルファンタジーしたー!」って喜んでました。
毎日エオルゼアに、いるのにねw
そして・・・月日は流れ・・・

「え?」

「わ・・・・」

つづく。
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