
次のアップデートで実装される新ダンジョン「巨大防壁バエサルの長城」。
黒衣森とギラバニアの境にある、あの大きな壁がそれらしい。
場所は東部森林ホウソーン家の山塞からやや南に行った所。

晴れた日に行くと巨大な壁が良く見える。
今ではシルフが幅を利かせてるイメージが強い東部森林・・・。
この場所は、僕達レガシーとガレマールにとって因縁深き土地。

そう・・・あれはちょうど今から6年前のクリスマスごろ。
第七霊災が起こる前のエオルゼア・・・。

僕らはまだ「光の戦士」なんている大それた冠は無く、まわりからやっかまれる「冒険者」という立場にあった。
冒険者たちは誰からも感謝されず、地味な冒険を重ねていた。
そしてレベルが26になった頃、ミンフィリアから連絡が入る。

その頃のミンフィリアは「暁の血盟」の前身にあたる異能者集団「十ニ跡調査会」のリーダーを務めていた。
僕達には今で言うところの「超える力」・・・過去視の能力を持っていたので、ミンフィリアから強引に「十ニ跡調査会」に加入させられ、いろんな依頼を請け負っていた。
ある日、ミンフィリアに呼び出され、受付のタタルと話していると会長室からミンフィリアの悲鳴が・・・・。

どうやら会長室にシルフたちが押し寄せ、何かを必死になって伝えようとしているんだけど言葉がわからないから、冒険者を呼びつけたらしい。
あんな・・・この頃はテレポの回数も限られてるし、チョコボや都市間の飛空艇も無いからリムサから船に乗って、そのあと走ってきたんやで。まあ愚痴のひとつでも言いたかったけど、シルフの話を聞くとそれど頃ではなかった。
なんでも自分達の里をガレマール帝国が焼きに来るらしい。
ん?ガレマール帝国?それってなに?

当時は、公式ページでしかその名を知らなかった「ガレマール帝国」。
スタートしてからまったく会う事は無かったので、どんなやつらかさっぱりわからなかった。
でも、無抵抗なシルフの里を焼こうとしてるくらいなので、悪い奴らなんだろう・・・。

私、留守番してるし、あんたら行ってきてくらいの勢いでミンフィリアから「ナインアイビー」へ向かうように指示される(交通費自弁)。
ナインアイビーに行くと、無理やり組まされた「相棒」が待っており、一緒にシルフから話を聞いた。

訛りがひどくていまいち何を言ってるかわからないけど・・・シルフの話によると
シルフの里ムーンスポア・グローブに帝国が侵攻してきており、里はもう見つかる寸前。
そこにはシルフの幼い子供達がたくさんおり、このままでは帝国に子供達が焼かれてしまうので、なんとか助け出して欲しいという話だった。
それはちょっと助けてあげないとね。
という事で冒険者と相棒はムーンスポア・グローブに向かう。
その途中。

そこで僕達は初めて「ガレマール帝国」の人間を目にする。
その頃のエオルゼアではまずお目にかかれない「黒い服」を着ている・・・。
いかにも悪そうで・・・いかにも強そうだ・・・。

冒険者は帝国に見つからないように先回りし、ムーンスポアグローブで、シルフたちの子供が入った「ゆりかご」を預かる。
これを持って安全なところに脱出しなくてはいけない。
この時の、シルフたちは里を守り抜こうとか帝国を追い返そうとは一切しない。
グリダニアへ助けを呼ぼうにも言葉が通じないしどうしようもない。そこで異能者が集まる十ニ跡調査会に頼みに来たらしい。
自分達は弱いから、もはや里は諦めていて子供達だけでもなんとか生き延びさせてあげたいという切ない話。

想いの詰まったシルフたちの未来そのものである「ゆりかご」を抱えて黒衣森を走るも、帝国兵に見つかってしまう。
自分のレベルはまだ26・・・。振り返って応戦するとまず間違いなく殺される。
なので、必死に迷いやすい森の中を逃げ回る。

逃げる背中を容赦なく斬りつける帝国兵。
どこまでもどこまでも追ってくる。
これまでのクエストではずっとモンスター相手だった。
だから武器を持った人間に追い回される恐怖を味わうのはこれが始めて。
すごく怖かった・・・。

それでもなんとか逃げ延びて、シルフの子供達の半分は救うことができた。
シルフたちは自分達の里が焼かれてしまったのに、子供立ちだけでも助かって良かったと言っていた。
自分にもっと力があれば、もっと強ければ帝国を追い払い、里も子供も救えたかもしれない。
しかし・・・今の自分ではこれが精一杯だった。
いつか必ず強くなって・・・里と・・・命を奪われた子供達の仇はうってあげるからね・・・。

その後生き延びたシルフたちは、人間との共存を余儀なくされ・・・
それに賛同できず離反したシルフたちが蛮神を呼び出し・・・今に至るわけだ・・・。
そんな中・・・そのきっかけを作ったガレマール帝国は・・・ずっと壁の中に閉じこもっている・・・・。

あれから6年・・・。
お前達が壁に閉じこもってる間に・・・僕は強くなったぞ・・・。
あの時好きなだけ僕の背中を斬りつけた帝国兵さん・・・お元気ですか・・・?

ふふふ・・・・もうすぐ会いに行きますね・・・・w
実装が楽しみだ・・・!w
つづく。
- 関連記事