
もうすぐオーディンのフィギュアが発売になりますねっ!!
かなり高いクオリティで作られているので、今からマジマジと眺めるのが楽しみです。
うん・・・でもたしかにオーディンもかっこいいけど・・・
僕はツインタニアの方が好きなのでツインタニアのフィギュアが出たらいいのにな・・・・。
というか、モンスターじゃなくて情景シリーズなんかも楽しそう!
1/350スケールのコスタデルソルとか!1/350のカーラインカフェとか!w
いやいや・・・その前に・・・超合金ナナモ様とか欲しい・・・と
「こんな立体物でたらいいのになあ・・・」と妄想するのは楽しいですよねw

しかし・・・その思いが天を突き抜けるほどに高まったとき・・・。
「無いなら自分で作ってしまえっ!!」と、自分で作ってしまっちゃう人たちがいる。
いつしかそういった造形技術に秀でた光の戦士たちの事を・・・
人々は・・・「リアルクラフター」と呼ぶようになった。
ツイッターのハッシュタグ「♯リアルクラフター」で検索すると、そんな彼らの素晴らしい造形物を見る事ができるわけですが・・・。
その中で一際輝く作品群を発表し続けているリアルクラフターがおられるのはご存知でしょうか?

類まれなる技術力で、あの「アルテマウェポン」をフルスクラッチした・・・
伝説のリアルクラフター、トーナさんである。

かっこいいガレマールのメカニックから、愛らしいミニオンまでその作風の幅は広く、見るものを飽きさせない。
製作されたFF14系の作品数もかなり多く、今も次々とツイッターで新作を発表してくれている。

もう僕はトーナさんの作品に魅了されてしまい、毎回毎回発表されるたびにその画像を穴が開くほどに見入っているんですw
それはそれは、大ファンなんですよっ!!
そして惜しみなくその製作工程なんかも公開してくれてるので、これまた工作好きにはたまらないわけです。

そんなトーナさんに色々話を聞いてみたい。
立体物好きの僕としてそんな気持ちをずっと抱いていたわけですが・・・っ!!なんとこのたび!!
ツイッターのDMを使いましてインタビューさせていただく事に成功いたしました!
・・・というわけでっ!!
知りたい!リアルクラフタートーナさんのあんな事こんな事!!

では・・・・早速色々質問をぶつけてみたいとおもいますっ!
Q ミニオンを立体化しようと思ったきっかけを教えてください。
A きっかけ・・・
それはすべて「マメット・トンベリ」のせいです!
トレジャーハントでたまたまゲットできたのですが、思いのほか可愛くてですね、包丁でザクザクと。
しばらく刺されていたら、連れまわすだけじゃ満足できない体になってしまったのか、立体物が欲しいと思うようになりました。
といっても当時は公式グッズもあまりなかったので・・・
うーん、ないのならいっそ自分で作ってみる?という軽い気持ちでしたね。
(とはいえ、フィギュア製作なんかやったこともない素人・・・
そういえば小学校の図工の時間に紙粘土で恐竜つくったっけ?というレベルからのスタートです)

これがトーナさんが始めて作ったという「マメット・トンベリ」。
えー・・・初めてでこの完成度なの??
たしかに造形的にはまだハードルはそこまで高くないかもしれないけど・・・全体のバランスとか取るの難しいだろうに・・・すごい・・・。
もともとフルスクラッチとかバリバリやてた人がFF14のアイテムも・・・というスタートだと思ってたので、これは衝撃だw
では、次の質問。
Q 立体化する上で一番楽しい事(瞬間)はなんでしょうか?
A 一番楽しいことですか・・・いろいろあるので一つに絞って説明するのは難しいですねw
きっかけは先ほどの通りでしたが、作るからにはやっぱり誰かに見てもらいたい!という気持ちが湧いてくるもので、
たまたま、TwitterをやっていたLSのフレンドさん達に見せたところ思いのほか好評で、「他にも見てみたい!」と言って頂けたのが本当に嬉しかったですね。
これが無ければその先は続かなかったかもしれません。
(人に見せられるレベルなの?という葛藤も多少はあるのですが・・・人と比べてどうこう、ではなく自分が納得できるかどうかを目安にしています)
という訳で、これが一番最初の楽しかった事(瞬間)です。
あとは、色々作っていく中で新たな「楽しいこと(瞬間)」を発見したのでいくつか紹介しますね!
・対象の選定
人気キャラから、まさかこんなものまで作るの!?と驚いて(呆れて)もらえるマイナーものまで、皆さんからの反応が楽しい!
・前準備
作成の前に、頭の中にあるイメージを膨らませて構成やギミックをあれこれ考える時間ですかね?
僕の場合(自分では撮れないのでw)みなさんが撮影されたSSやイラストを漁って、すみずみまで観察するところから始めます。見えないここはどうなってるのかな?とか、この部分はどう動くのか?など、想像するのが楽しい!
(ちなみに設計図的なものはまったく描きません)
・作製中
一番最初の「何これ?」な状態から、だんだん形が見えてくるところですね。
前準備でイメージしておいたものにどこまで近づけるか?という自分の中での勝手な駆け引きも楽しい!
・完成後
せっかくの立体物なので、いろんな角度からぐりぐり眺めたり写真撮ったり・・・ずらーっと並べてニヤニヤしますw
あと、やっぱりこれが一番大きいのかもしれませんが、公開後の皆さんからの反応は一番の楽しみです・・・!

なんとw 最初から最後まで全部が楽しい瞬間だった!w
やっぱりこれだけの数を趣味で作るわけですから、楽しくてたまらない!という気持ちがないとできませんよねー。
それを並べてニヤニヤしちゃう気持ちは良くわかりますw
Q 一番気に入っている製作物を教えてください。
A これもまた悩ましい質問ですね・・・
最初に作ったトンベリも、当初の目標として一年近くかけて作ったアルテマウェポンも、三体製作に苦労したマメット003も・・・うーん。自分作ったもの大好き人間としては辛い選択ですけど、僕的なターニングポイントとして挙げると・・・
ミニオン「VII号スチームウォーカー」がお気に入りポイントが高いかもしれません!

理由は
・ゴブリンメカかわいい!という点
・フルスクラッチ!(関節のボールジョイントパーツ以外はすべて)にチャレンジしたこと

・内部フレームまで(勝手に)再現!

・フライング形態への変形を(勝手に)再現!
※ミニオンは変形しません
当時出来る事を全部詰め込みました。
製作途中で予定になかった変形機構を取り込んだりバタバタしましたが苦労した分、愛着もあるというか。
ただ、正直なことを言うと過去作にはあまり執着はなくて、たぶん直近の作品が一番好きかもです!
(先ほどいろいろ言ったけどゴブリンすまんw)
ほんと・・・僕もトーナさんの作品で、これが一番好きですねーっ!かっこいいですよねー。
まず形状確認の為にダンボールで作ってたのとか見て夜中にすごい興奮たのおぼえてるw
これはロマン溢れる一体ですよねーw 見惚れてしまうw
Q トーナさんの作品に憧れてこれからリアルクラフトを始めたいなと言う方にお勧めの素材やコツ等を教えてくださいっ!
A 憧れて、など畏れ多いことですがはっきり言ってしまうと「お勧めの素材」なんて言えるほど多くの素材を触ったことは無いんですね(^^;
クラフト素材も膨大な種類があるので、最初はどれを使えばいいのかで迷うのはすごく判ります!
僕の場合、もともとプラモ作り(ガンプラの素組とかですがw)は結構好きだったので、その延長線上で
例えばプラモの改造とかに使うこの「エポキシパテ」というのが良いのかな?
試しに使ってみるか・・・といった所から入りました。

「エポキシパテ」は粘土状の主剤と硬化剤が別れていて、これらをよーく捏ね合わせることで重合反応がおき硬化が始まります。(製品の種類によると思いますが、僕がよく使っているやつは硬化時間3~4時間程度)
注意する点としては、捏ね合わせて一度硬化が始まったらもう止められませんので、混ぜた分量に対しては手早く作業する必要があります。ある程度硬化した後はデザインナイフや彫刻刀などでサクサクと削れるし、ボロボロと崩れる事もないので細かい加工も苦になりません。
(初めてエポキシパテを削ったとき、プラでもなく木でもないサクサクの切削感に、こんな素材もあるんだ!と感動しましたw)
ちょっとずつ作っては修正を繰り返して仕上げていく作業スタイルの方にはお勧めかもしれませんね。
あと、たまに使うのがハンドメイドアクセサリなどで注目されている「UVレジン(紫外線硬化樹脂)」です。
太陽光やUVライトですぐに硬化するという特性があり、透明な樹脂なのでちょっとしたコーティングや中にパーツを入れて固めるなど、工夫次第でいろんな使い道がありそうです。僕の場合は、ワンポイントの仕上げなどに使っています。

※これらの素材は注意点あり(体質によっては皮膚がかぶれる方も居るとのこと)ですので、使う際には製品の説明文をよく読んでくださいね!(ちなみに自分は全然平気でした)
他にもオーソドックスな「紙粘土」や、水で湿らせて使い水分が乾燥すると固まる「石粉粘土」、オーブン等で焼くことで固める「焼粘土」、最近いろんな種類が出てきた「樹脂粘土」(最初から色が付いている種類や乾燥すると透明になるものも!)など、いろんな素材がありますね。
クラフト素材は100均で手軽に入手できるものもありますし、調べれは特性なども紹介されているので、何を作りたいか自分の作業スタイルに合わせて試してみては如何ですか?

僕も模型が趣味なので、エポパテとか使うのですが、使い始めた最初ってうまくいかないんですよね。
それでやーめたとなるとそこまでなんだけど、何度か諦めずやっていけば少しずつ扱えるようになっていく・・・。
そういう感覚が楽しかったりしますよねー。
では、最後の質問。
Q これから立体化してみたい!と思うものはありますか?
A 作ってみたいものはこれからもどんどん増えていくと思いますが・・・
蛮神と、関係する蛮族ミニオンシリーズはこれからも続けていきたいですね!
とりあえず今現在は「漆黒のエッダちゃん」が作りたいリスト上位に食い込んでいますw
あと最後に、ずっと温めておいたネタなんですけど・・・ホントに言わないとダメですか?
えーっとですね、「魔導アーマー」のフルスクラッチをですね・・・
えぇ、もちろんフライング形態への変形も・・・なんとかしてですね、
あ、いつ出来るかはわかりませんよ!w

なんと・・・!!アルテマウェポンに続く RGシリーズ第二段みたいな感じかな??
これは期待せずにはいられないっ!!w あのメガ粒子砲(?)発射ギミックとか再現するのかな??
楽しみだーっ!・・・けど無理せずトーナさんのペースで作ってくれたらなと思いますっ!
いやー・・・・ひとつの質問に対してものすごく丁寧に答えていただいた・・・。
そしてその答えの一つ一つに「リアルクラフトは楽しい!」という思いが詰まっててニコニコしなから記事を書いてしまいましたw

そして今回のインタビューでひとつわかった事がある。
僕がトーナさんの作品に惹かれるのは、完成した作品が素晴らしいというのもあるけど・・・
自分の好きな事に一生懸命楽しみながらトライするその「姿勢」に惹かれてるんだなと。
これからも今までと変わらず楽しみながら、FF14の素晴らしい立体作品を作り続けてもらえたらとても嬉しいですっ!!
応援してます!!
■ 今回記事中の写真で使用させていただいた作品はトーナさんの作品群のほんの一部!
もっと作品を見たいなーという方はこちらをどうぞ!!
→→「駆け出しクラフター日記」←←
ここからトーナさんをツイッターでフォローすると最新作がいちはやく見られるのでおすすめですっ!
トーナさん、素晴らしいお話!ありがとうございました!

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つづく。
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