
私の仕事はリテイナー。
日々雇い主からの依頼を受け、いろいろな仕事をこなしている。
しかしながら、努力はすれど中々うまくいかないのもこの仕事の難しいところなんデス。
私の雇い主は、まわりから「親方」と呼ばれていて、フリーカンパニーのクラフトを全て取り仕切っている。
なんとか私も親方の力になりたいと日々思っている訳デス。

● 親方から「ほりだしもの依頼」の仕事を受けた。
お駄賃はスクリップ2枚・・・。
この仕事は指定のものを取ってくるのではなく、町にあふれるお得な「ほりだしもの」を探してくる仕事だ。
よし・・・親方が喜んでくれるような素晴らしい「ほりだしもの」を探しにでかけるぞ!
さあ!冒険の旅に出発だ!!
経験値:1,500

● いろんな町を飛び回り、独自の情報ルートで「ほりだしもの」がどこかにないか探る。
ほりだしもの依頼は、結構難しい。
「何を持って帰るか」はリテイナーのセンスが問われるところデス。
価値観は人それぞれなので、親方が喜びそうなものを探してみよう。
経験値:18,500

● この世界を左右するような究極の「ほりだしもの」の情報を得る。
どうやらとある集落に謎の組織が基地を作り、世界の運命を左右するような究極の「ほりだしもの」を隠しているらしい。
これは信用できる筋からの情報だ。世界を左右するほどのほりだしものなら、親方も喜んでくれるに違いない。
命がけでこれをとって帰ろうと誓う。
経験値:58,000

● 極悪モンスターに襲われる。
謎の組織の基地へ向かう途中、極悪なモンスターに襲われた。
どうやらこいつらも究極の「ほりだしもの」を狙っているらしい。
とても今の装備では勝てそうも無い。ここで私の冒険は終わるのか・・・。
経験値:45,000

● 危ないところをイケメンに助けられる。
絶体絶命のピンチを、通りがかりのイケメンが助けてくれた。なかなか強い。
事情を話すとイケメンもその究極のほりだしものとやらを見てみたいぜ、とか言ってついてくる事になった。
まあ、いい護衛になるだろう。
経験値:40,000

● イケメンの事・・・好きかもしれない・・・。
イケメンと旅を続けるうちに、少しずつイケメンの事が気になってきた。
普段はちょっと嫌なやつだけど、雨に打たれる野良猫を抱きしめたり、私のいないところで私の悪口を言うやつと喧嘩したりとかそういう姿を見るとなんだか胸の奥がキュンってなった。
イケメンは私のことどう思ってるんだろう・・・。
経験値:10,000

● イケメンが死んだ。
謎の組織と戦いながらやつら基地に近づくと敵の親玉が現れ、戦闘になった。
その戦いの中で、私をかばってイケメンが撃たれた。
イケメンは燃え尽きそうな瞳でこちらを見ながら言う。
「お前には黙っていたが・・・敵の親玉は・・・・ガクっ」
何かを私に伝えようとしてイケメンは息絶えた。
イケメンは息絶える前に、これを俺だと思ってくれと1本のナイフを私に託した。
好きだっただけに超悲しい。
そして心に強く誓う。必ずあの親玉を倒し究極のほりだしものを手に入れると。
経験値:100,000

● ついに敵の基地にたどり着いた!
いよいよ最後の戦いだ。イケメンの形見のナイフに誓う。
必ず敵はとるからね・・・・。
私の頬を伝う涙。だめだ。まだ泣いちゃいけない。
全部が終わってから思いっきり泣こう。
私は涙を払って敵の基地へと侵入した。
経験値:35,000

● 敵の基地を破壊、しかし究極のほりだしものがみつからない!
敵の基地に爆弾を仕掛け、爆破に成功。
その中心部に保存されているという究極のほりだしものを探すがみつからない・・・。
はやくしないと私も爆発に巻き込まれた死んでしまう!!
「よくも私の野望を・・・夢を・・・!奪ってくれたな!」
そこに・・・・敵の親玉が現れた!!
経験値:40,000

● 敵の親玉が真実を語った。
敵の親玉は全てを語り始めた。
究極のほりだしものとは、「ウルトラ宇宙剣」という伝説の剣らしい。
敵に突き刺す事で中に秘められた「ウルトラ宇宙パワー」とかいうのを放出しなんかすごい力で敵を確実に葬るという伝説の剣だと。しかしその力はまだ成長段階で不安定なのだと。
それを使って世界を征服するのかなんかしようと思ってたけど、開発の途中で息子がそれを持ち出したらしい。
ついでに私がつけてるお母さんの形見のイヤリングを見て、お前は・・・とか言ってきた。
え?私が悪の親玉の娘でイケメンは兄?ええ?わたしこれからどうなっちゃうのー?
経験値:60,000

● ウルトラ宇宙パワーに飲みこまれた父。
野望に狂ってしまった父は私に襲い掛かり、激しい戦闘に。どうして親子で戦わなくちゃいけないのー!
あの優しかった父さんは・・・どこへいってしまったの・・・。
許せない。お父さんをこんなに狂わせてしまったウルトラ宇宙パワー許さない。
とっさに取り出した兄の形見のナイフを父に突き刺す。
そう、それこそが兄によって持ち出された「ウルトラ宇宙剣」だったのだ。
父の野望とともに、その力を使い果たしたウルトラ宇宙剣は父とともに大爆発した。
経験値:100,000

● 脱出
時に強大な力は人の心を迷わせる。それは父も例外ではなかったのだ。
強大なウルトラ宇宙パワーは全て放出され、基地は大爆発・・・。
なんとか私は基地を脱出し、生き延びることができた。
「お父さん・・・兄さん・・・終わったよ・・・」
経験値:19,900

● 冒険終了
究極のほりだしもの・・・たしかにすごいほりだしものだったけど・・・爆発してしまった・・・。
それどころか父と兄も失ってしまった・・・。
悲しいけど・・・前を向いて生きていかないと・・・そう・・・私にはまだ「親方」がいるもん。
今の仕事を一生懸命やって父と兄の分も一生懸命生きていくんだ・・・・。
とはいえ・・・どうしようかな・・・ほりだしもの・・・なくなっちゃったし・・・親方になんていおう・・・。

あ、ポケットにライトニングシャードが1個入ってた・・・。
とりあえずこれ・・・親方に渡しておこ・・・・。
怒られるかなぁ・・・
経験値:912
こうして・・・私の今回のほりだしもの依頼は幕を閉じたのでした・・・・。

親方は厳しい。
つづく。
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