
昔、旅行添乗員のアルバイトをしていました。
ツアー旅行に来るお客様をスケジュールどおりに連れ歩くバイトですね。おかげで日本中の観光名所を旅行する事ができました。
いろんなツアーがあったのですが、中でも一番きついツアーが「富士山ご来光ツアー」ですね。
日本一高い山、富士山の上で日の出を見るという「まあ素敵!」と思うツアーですが添乗員にとっては地獄という・・・。
夜中に出発し、地図どおりに登山、おじいちゃんおばあちゃんが多いのに日の出までに連れて登らなければいけないというタイムリミット付き・・・。しかも僕も初見だったという・・・午前4時、まっくらな山道をおじいちゃんおばあちゃんを連れて歩く・・・
なんなんだこのバイト・・・・絶対やめてやる!とかその時は思いましたねw

昨日のFC:じょびも平常運転。
3.0メインシナリオクリア者も増え、法典を集めたり、クラフターを上げたり、FCクラフトに勤しんだりと他愛もない会話を繰り返しながら各々のやるべきことをやっている。
そんないつもの時間も終わり、そろそろ寝ようかなと思っているとき。意味もなく、ふと思い立つ。
マイディー 「空でも自動追尾ってできるの?」
「自動追尾」というのは、プレイヤーが他のプレイヤーを選択し、サブメニューから「自動追尾」を選択するとそのプレイヤーのあとを自動でついて行くという便利機能である。

昔これを応用し、一列にならんで各々が前の人に「自動追尾」し、一列になって街を闊歩する「ドラクエごっこ」が楽しかった。
これがフライングマウントに乗った状態で、空中でもできるのか?という疑問だった。
一回やってみましょうかっという事になり、せとちゃん、みけちゃん、るーしー、ゆっきーとマイディーさんの5名でドラヴァニア雲海へ。

まずは地上で一列に並び、各自自動追尾で連結。繋がっているかどうかを地上で歩きならが点検。
問題なし!!それでは・・・・いざ大空へ!!

おおーっ!飛んだ飛んだっ!!
というか、一番後ろがでぶチョコボっていうのがすごいかわいいんですけどw

かなりしっかりと付いてくる。
ゆっきー 「自分でコースを選んで飛ばないのが新鮮ですね」
たしかに・・・言うなれば空の観光バスに乗ってる気分だろうか?編隊飛行も美しい。

ドラヴァニア雲海に夜がやってきたので、今度は乗り物を統一して飛んでみようと「マナカッター」に乗ってみる。

夜の編隊飛行。

うつくしい・・・。

これあれだ・・・テーマパークのライドアトラクションに乗ってる気分だ。
名づけて「イシュガルド・ザ・ライド」。

雲海すれすれから・・・・

先頭の人に自動追尾でガタガタガタと、ゆっくりと上昇・・・・その限界点まで昇っていく・・・・
これは・・・これは・・・くるぞくるぞ・・・・

急降下!!
きゃあああああーーーっ!!

ふあーっせまいー!!

ぶぶっぶつかるううううっ!!
きゃあああああーーーっ!!
わああああーーーっ!!

酔った。
すごく楽しいですが、長時間続けると画面酔いしますので充分にご注意くださいw
ほんと酔ったw
ふと空を見上げたら星がすごくきれいだったので、日の出でも見に行こうかということになった。

ドラヴァニア雲海の東の果てに小さな浮島を見つけたので、そこに着陸して星を見る。
まだ日の出まで間があるな。

良い雰囲気・・・。
こんな時、焚き火でもあればまたいい感じになるだろうにな・・・と思ったら
ゆっきーが機転を利かせて

焚き火代わりに「クロックワークサン」。
たしかにこれなら焚き火っぽい光源になって雰囲気がでるね!

あー・・・雰囲気ある!!
日の出まで他愛もない会話。
「焚き火ミニオン」とかあったらいいのにね。
集まったら火が大きくなってキャンプファイヤーみたいになるとか。
それを人の家の前でやって放火したみたいに見せる嫌がらせが発生とか。
FFだからテントやコテージがあってもいいよねーとか。

夏の夜のキャンプみたい。
空に浮かぶ島で夏の夜にキャンプなんて、ファンタジーですねw
それでもこんなに雰囲気がでるのは、やっぱり作りこみがすごいからなのだろうな・・・
見て見て・・・

みけちゃんの綺麗な銀色の髪が、雲海の静かな風を受けてそよいでる。
また夜のBGMも素敵で、それもまた雰囲気を作ってる・・・。

眼下を雄大に流れる雲の海・・・そこに浮かぶ島で身を寄せ合ってみんなで夜更かししている・・・。
こういうのが、いいよね。
さて・・・そろそろ日が昇る時間だ・・・。
ドラヴァニア雲海の日の出はどんな感じだ??

??????
雲の下に赤い光・・・まさかあれが?


添乗員さんありがとう。死ぬまでに一回は見ておきたかったんです。

雲平線から昇る太陽をね。ありがとうね、添乗員さん。
おばあちゃんは何度も手を合わせて僕にありがとうと言ってくれた。
早く帰ってゲームしたいなばっかり考えていた10代の僕に、仕事とは何かを教えてくれたのは、
あのおばあちゃんの「ありがとう」だったなあ・・・。

ドラヴァニア雲海の雲平線の足元から昇る日の出は、そんな富士山のご来光を思い出させてくれるほど印象深いものだった。
あの日昇った太陽に本当に良く似ていた。

僕たちは、日の出を見たら寝ようと言ってたのに、しばし時間を忘れて雲平線を眺める。
ファンタジーだねえ・・・・。
寝るのがもったいない・・・そんな空気だったのかもしれない・・・。
しばらくすると、いい加減に寝なさい!と竜の神様がお怒りになったのか・・・

天候を荒々しい「放電」に変えてしまった!!
横に走る稲妻・・・不安を煽る空色・・・!!ファ・・・ファンタジーだ・・・・ね。
「こ・・・これが・・・月曜日・・・・!!」
「勝てねぇ!!」
「逃げろ!」
「お布団に逃げ込めっ!!」
こうして僕たちの一週間がまた始まるのでした。
あのおばあちゃんは元気かな。
つづく。
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