
エオルゼア各所にある絶景と呼ばれる場所。
それはリアルに作りこまれた風景、作られた風景でありながらも人の心に残る力を持っている。
そんな絶景を求めて、野を駆け、山を登り、まるでお宝を探しだすかのごとくエオルゼアを駆け抜ける人達がいる。
僕らはそんな人たちをこう呼ぶ
「絶景ハンター」。
先日、たまり場によく遊びに来てくれる ふろどさんに連れられFCじょびのメンバーと何箇所かの絶景を見て回った。
そう、彼女もまたエオルゼアの絶景をこよなく愛する「絶景ハンター」なのだ。

以前、サスタシャ村の子達を連れて行ってあげた絶景も絶景ハンターふろどさんに教えてもらったポイント。
この風景をみんなで見て、うちから湧き出てくるモチベーションを感じた人も多かっただろう。
そんな力を持っているのが、オンラインゲームにおける絶景なのだ。

最初に訪れたのは、東ラノシア。
ワインポートから程近い所にあるという絶景ポイントだ。

東ラノシア(X26:Y23)
帝国基地の入り口近くにある高台だ。

高台に登る前にいる数名の帝国兵にさえ気をつければ、ジャンプテクニックを必要とする「登山」も無く簡単に訪れることができるだろう。
初心者の方でも簡単に眺めることができる絶景ポイントだ。

せっかくの日の出だけど、いかんせん天候が悪い。
エオルゼア絶景の面白いところは、そこに行けば必ず見れるというわけではなく、天候や時間帯にも左右される所。
場所、天候、時間が重なって初めて絶景と言える。
もうすぐ天候が変わる時間だということで、雑談して待つ。

しかし・・・天候は曇りから暴雨になり、さらに悪化。
もう麓も見えないくらいになってしまった・・・。

これでは何がなにやらさっぱりなので、別の絶景を見に行き、後ほど晴れたら再度ここへ来ることになった。
ということで、次の絶景ポイントへと向かう。

次に訪れたのは、以前ご紹介したモードゥナのロープ上。
【参照】
一撃学園登山部が行く。

前回ご紹介した時、もっとも難易度が高かったこの場所。
非常にジャンプのタイミングが難しく、パーティーを組んで数名で行った場合すでにゴールに到達したメンバーはチャットでがんばれがんばれ!と応援することしかできなかったのですが・・・
なんとこんな事ができるように!!

二人乗りチョコボを使った、ワープ技。
① 先に着地地点に付いたPTメンバーが、二人乗りのできるチョコボに乗って待機。
② そのチョコボに相乗りを申し込み、騎乗することで、PTメンバーと同じ場所へワープ。
③ そのまま降りて着地。
こうする事で苦手なジャンプポイントをワープする事ができる。
ただし、距離や高低差がありすぎるとこの技は使えない。
時代とともに登山技術も進歩しているのだなあと関心しました。

前に来たときと同じ景色だけど、前と違うメンバーと一緒に登ることで、なんだか全然違う絶景のような気がする。
これも不思議な感覚ですね。
お・・・そろそろ最初に行った絶景ポイントも晴れてるかもしれませんね!
行ってみましょう!

おおーいいですねー!
コスタデルソルが見渡せる!
リゾート地を遠くから眺めるわくわくした気持ち。
コスタ自体も絶景ポイントですが、それを遠くから眺めるという趣はおもしろい。
好きな商品のパッケージを眺めてわくわくする感じに似てますねw

おもむろに釣りを始めるみなさん。
釣りしようぜー!って誰かが言うのではなく、誰か一人が釣りを始め、それを見た人がおもしろそう!と釣りを始めて連鎖していく。
こういう雰囲気・・・好きですw

夜も素敵な感じでした。
ゆっくり流れる星を眺め、ゆっくりとした時間が流れる。

最後に訪れたのは、絶景ハンターふろどさんのお気に入りの場所らしい。
場所はラベンダーベット、プレイヤーが家を建てられる居住区だ。

場所は、ふろどさんのFCハウス屋根の上。
ここから見る景色が好きなのだと言う。
たしかに色とりどりの屋根が並んでいて綺麗だけど、今までの絶景とは趣が違う。

「たまにここから手を振ったりすると、振りかえしてくれたりするんですよ。」
・・・と、ふろどさん。
なるほど。

なるほどなあ・・・。
不ぞろいの屋根の色を見て思った。
なるほど・・・。この場所は、自然なんですね。
エオルゼアで見てきた今までの絶景は、言わば美しい「絵画」。
スクエアエニックスという会社が盛り込んだ、ひとつの作品。
もちろんそれはそれで、とても美しく感動する。

でもここはそれとは少し違う。
何も無かった土地に、プレイヤーが集まり、多くの人が自分達のFCを思い、家を建ててできた風景。
そこに見える噴水一つにもドラマがあるのだろう。
屋根の色も個々の好み。その屋根の一つ一つにドラマがあるのだろう。

そういう意味で、この風景はとてもリアルで自然な風景なんだ。
ひとつの思惑でできあがった美しい風景もいいけど、そういう目線で見れば、たしかにこれもとても趣がありおもしろい。
誰かがマーケットボードまで走ってきた。
きっと何かが必要で、何かを買いにいったんだ。
誰かが畑に水を撒いている。
何かが必要で、一生懸命作物を育ててるんだ。
目に映る人たちの行動のひとつひとつに意味があり、とても自然に動いている。
なるほど、これもたしかに絶景だ。

星が綺麗、空が綺麗、海が綺麗、山が綺麗。
絶景ってそれだけじゃないんですねー・・・・。
いろんなタイプの絶景がもっともっとあるのかもしれない。
オンラインゲームの絶景が、風景画とちょっと違う感動を感じるのは、
そこに人がいて、時間が流れているから今しかない瞬間を感じて感動するのかもしれませんね。
綺麗・・・だけではなく、人があってこそなのか。
絶景ハンター・・・奥が深い!!
つづく。
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