ドラゴンボールのプロット。

    ドラゴンボールのプロット

    なんとなく「ドラゴンボール」を読み返しています。

    悟空の少年期の頃の話が好きで、そこばっかり数年おきに読み返してますw

    やっぱりお話としてよくできてる、初期ドラゴンボール。

    読み返して気づいた点をメモ代わりに記事にしておきます。

    ドラゴンボールのプロット1

    ■ すごくシンプルなプロット。

    「7つのドラゴンボールを集めると、何でも願いがかなう。」

    もうこの発想が出た時点で、この物語は「勝ち」ですよね。

    この1行のプロットだけで、もうおもしろい話になりそうな気がしてきます。

    例えば、ドラゴンボールを見つけると、何でも願いがかなう。」じゃないんですよ。

    7つ集めないと駄目というのがすごい。
    この設定があると、1個手に入れた2個手に入れたという展開で、ゴールに向かう物語の進捗が非常にわかりやすく読者に伝えることができてしまう。

    また、敵対勢力を登場させるだけで、1個奪われた、1個取り返したというゲーム的要素も加わってくる。

    さらに、「何でも願いがかなう。」というのもすごい。

    「世界を征服できる。」とか「金銀財宝がもらえる。」では無いんですよね。集めた結果を限定しないことで、読者に「自分だったら何を願うか」を自然と想像させ、物語に参加させる。

    しかも、思惑の違うキャラクターを配置し、ドラゴンボールを集めさせる事で色々と物語に深みを与えることもできる。

    「7つのドラゴンボールを集めると、何でも願いがかなう。」という非常にシンプルなのに物語が広げやすい基本プロットになっているのが、やっぱり何度読んでも素晴らしい。

    ドラゴンボールのプロット2

    ■ 無知な主人公と、ナビゲーターのヒロイン。

    ドラゴンボールの舞台は「地球」ですが、僕たちの住んでいる地球とは少し違う。

    ホイポイカプセルという便利なものがあったり、犬の顔をした人間が喋ったり、動物が喋ったり。

    前作Drスランプと地続きで同じ世界であったりと、独特の世界観があります。

    現在の地球に住む読者にこれらの「世界観」をうまく見せる事で見事に物語りに引き込んでいる。

    第一話はまさにそれ。登場人物はわずかに2名「悟空」と「ブルマ」のみ。

    悟空=田舎者で、この世界の事を何も知らない。
    ブルマ=この世界に精通しており、あらゆるものを当たり前にこなす。

    世界観の設定と物語の目的、主人公の性格等を見事に詰め込んである。

    ドラゴンボールのプロット3

    ここでの秀逸なポイントは、読者の視点が二人の真ん中に置かれていることだと感じる。

    例えば、主人公の悟空が、僕たちの地球からタイムスリップしてやってきた少年だったらば、きっともっとわかりやすくドラゴンボールの設定を伝える事ができると思う。

    異世界の楽しさを簡単に伝えるなら、僕たちと同じ視点を持つ主人公を置き、異世界の異なった部分にいちいち突っ込ませて読者に説明させるのが簡単。

    ドラゴンボールのプロット4

    たとえばこのシーン。

    ホイポイカプセルを使い、当然のようにバイクを出すブルマ。
    それを見て驚く悟空のシーン。

    このシーンを見て読者は思う
    「なんと便利な道具なんだろうか!あとバイクのデザインかっこいい。」

    ポイントは悟空の驚かせ方。

    本来であれば、「バババババイクがでた~っ!」って驚いてほしい。
    「かっこいいいいっ!!」と読者の驚きを代弁してほしいところ。

    しかし、悟空はこれを「妖術」として驚いている。

    この読者と主人公のズレ。
    驚きのポイントをずらす事で、世界観の説明と同時に、悟空の浮世離れしているキャラクターを立たせている。

    リアルに描かれたバイクと昔の中国を連想させる背景という今までに見た事が無いような世界観。
    未来科学を当然のように使う少女と、浮世離れした主人公。

    この乗り物をバイクと認識はできるが、これは「科学の力」であり妖術とは思わない僕らの視点は悟空に行ったりブルマに行ったり・・・・。

    ひとコマでこの情報量を与えているにもかかわらず、圧倒的画力でそれを強引に「納得」に持っていかせる。

    これがしょぼいバイクだとこうはいかない・・・「えー?変なバイクやな・・・」とか「あ、これあのバイクが元デザインかな?」とかいらないノイズが読者の思考に入ってしまう。

    このシーンが成立しているのは、鳥山明という神がかった画力を持った人物だからこそできるのだと思う。


    シンプルなプロットである事で複雑な説明は必要なく、こういう演出を重ねる事で見事に物語に入り込ませる。

    ドラゴンボールのプロット6

    ■ 描きたいものを描いてたんだろうなー。

    男キャラは漫画らしくいつも同じ服なんですが、ブルマだけはしょっちゅう衣装が変わるんですよ。

    フライトジャケットだったり、 つなぎだったりと男性っぽい衣装が多いんですが、途中からなぜかバニーガールに・・・。
    まあそれがストーリーにうまく繋がっていくんですが、ああ・・きっと好きなものを好きなように描いてるんだなーと思えてほほえましい。

    後半に行けば行くほど作者の苦しみが伝わってくるドラゴンボール。

    鳥山明という大漫画家が好きなように描いていたと思われる初期ドラゴンボールは、読むたびに発見があるし、ストーリーを構築する技術や演出での表現の勉強にはうってつけですよね。

    素晴らしいです。

    さて、今回購入しましたのは・・・

    ドラゴンボールのプロット7

    造形 天下一武道会4 ランチ

    1,000円ちょっとで見つけたので購入。ランチさんは、黒髪モードの方が好きですが

    やっぱりブルマ派です。


    独身万歳!


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    コメント

    ブログもグングニル鯖でもコソコソ拝見しておりましたが、これ以上無い分析に思わずコメントしてしまいました。
    ドラゴンボール、最高です!
    そういえば天津飯とはどうなったんだろう?
    小学1年生ぐらいの時にアニメのドラゴンボールが始まり、初恋はブルマでした(笑)

    小学5年生の時にドラクエ5が発売され、ビアンカに恋をし、多感な中学生の時は18号に…

    僕の初恋から思春期の思い出には必ず鳥山先生の作品がありました。

    そんな僕の嫁さんは、ビアンカや18号の影響か金髪碧眼のフランス人です(笑)

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