
清き水の洞くつ。
エテーネの村の権力者 アバ よりエテーネの村にテンスの花を持ち帰るよう言いつけられた3人。
エテーネ村最強の絶対王、マイディー。
その妹にして可憐な少女、はなちゃん。
そしてあとなんか、めがねのやつ。
3人は、育みの大地、名も無き草原を越え、洞くつを守るゴーレムも撃破。
いよいよ清き水の洞くつへと入る。
そこで めがね が語った真実・・・。

たとえ、テンスの花を持ち帰っても、生き残れるのは たった一人。
しかし、今はその事を追及しても仕方ない。
そんな事よりも今、もっとも考えなくてはいけないこと・・・・
それは・・・

このチュートリアルに何日かけとんねんってところや。
ぐずぐず!ぐずぐずっ!!
マイディー 「わかってんのんかっ!めがねっ!」
はなちゃん 「お姉ちゃん、それ めがね悪ないで?」

もうサクサク進めよ。
ちゃっちゃとテンスの花採ってかえるで。

さすがダンジョンだけあって敵も強くなってきている。
しかしこの絶対王のカンストした力を持って戦えばさほど苦戦を強いられることは無い・・・
だが・・・

可憐なLV3のはなちゃんには、少し荷が重い。
でも大丈夫。こんな事もあろうかと準備は万端だ。

ちょと待ってや!
はなちゃんちょと待ってや!
お姉ちゃん、ちゃんとしてんでっ!

はい!はなちゃん!やくそうでちゅよー。
たくさん食べてくだちゃ~い。
お姉ちゃん、これ大好き!おいしいなっ!

あほみたいに買うてきたあるからな。
おなか減ったら言いや?

マイディー 「なんや?」
めがね 「いえ・・・。大丈夫です。」

洞くつを進むと、色々な壁画を発見した・・・。
そこには文字が刻まれこの世界の事を伝えてくる。

この世界で 平和に 暮らしていた すべての 生きとし生ける者は 滅亡の危機に さらされていた。
今 空には ふたつの太陽が 昇っている。
ふための太陽・・・・ それが現れてから この世は 地獄と化してしまったのだ。
いまわしき ふたつめの太陽は 自在に空を駆け 大地を焼き 海を干上がらせ
人々を 灼熱の絶望に おとしいれた。
太陽が ふたつになった理由など 知る由もない。
わかっていることは 地上に 生きる者すべてが滅亡しようとしているということだけだ。
さらに進むと、この世界に存在するという種族について描かれていた。

鬼のようなオーガ、まるっこいプクリポ、かわいらしいドワーフ、美しいウェディ、妖精のようなエルフ。
そして人間とドラゴン。
マイディー 「オーガがかっこええな。」
はなちゃん 「はなちゃんプクリポがええわ。かわいいし。」
マイディー 「せやな。」

めがねが言うには、はなちゃんが逃げ込んでたいしずえの森の岩にも同じような模様が描かれていたらしい。
なんだかよくわからないけど、今はゆっくり見ている暇は無い。
とにもかくにもテンスの花だ。

そして私たちは、清き水の洞くつの最深部にたどりついた。
明らかに怪しい扉を見つける。

この洞くつのつくりからして・・・明らかにこの向こうにある・・・テンスの花!!
それと同時に・・・しよるで・・・ぷんぷんしよるでっ・・・
RPG特有の・・・・!! ボスのにおいが・・・・!!

そんな顔してもあかん。お前が開けろ。

重い音を響かせ、何年も開いてなさそうな扉が開く。
その扉の先に広がる・・・・

テンスの花畑!!
やっふううーーー!!
なんやこれー!!採り放題やでー!!
やったな!めがねっ!こんだけあったらみんな助かるんと違う?

なんや・・・どないした?

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

なんやぁーあいつわーっ!?
おっさんが浮いとんでーっ!!
おい!めがねっ!絶対目合わすなよ!!
あかんてっ!!ガン見すんなって!!


めっちゃゲロ吐いてるぅぅぅっーー!!
かかわらんほうがいい!!さっとお花摘んで帰るでっ!!
絶対かかわんなよっ!!そっとしとけよっ!!

めがね 「やめろっ!」
マイディー 「あほかっ!お前がやめろっ!!」

ほらいわんこっちゃないっ!

キヒヒヒ!お前らはエテーネの民か!
なるほど!危機を察してこの花を採りにきたというわけか!
時を超えるチカラを秘めた お前たちに この花を渡すわけにはいかんからのう!!

エテーネの民は皆殺しじゃあっ!!

こうなったらやるしかない!!
絶対王に喧嘩を売るとはええどきょうやで!フラフープのおっさん!!

おらおらー!
おっさんフラフープの使い方間違っとんでーっ!!
フラフープは腰でまわすもんやー!乗りもんやないでー!!

そうそう!せやって腰でまわしてなー!
めっちゃ痛い全体ダメージで攻撃するんやでってなんでやねん!!

なんやしらん!このおっさんめっちゃ強いぞ!!
オニオーンやゴーレムとは桁違いやないかっ!
はなちゃんが回復魔法ホイミを使って回復してくれるも、あっという間にMPが枯渇!!

とりあえず めがねがんばれ!
作戦名 「めがねがいこうぜ」
めがねがメラでおっさんにダメージを与えている間、絶対王は無限ともいえる やくそう で仲間を回復しまくる。
最愛の妹はなちゃんを殺させるわけにはいかない。やくそうを使い過保護気味に回復。
たまにめがねも舌打ちしながら回復。
そして・・・めがねのがんばりで・・・

フラフープのおっさんをたおした!
やるやないか、めがね!
ちょっと見直したで・・・やるときはやる男やないかっ!
でも私が回復したし勝てたんやで?
私が稼いだお金のチカラや。
だから村に帰ってみんなに報告するときは、まず私がいくら貯めて何個やくそうを準備してたかという話から・・・

ってしまった!!
誰が倒した権利を持つのかを追求することに夢中になり、止めを刺すの忘れてた!!
あきらかにめがねの失態!私、悪くない!

冥王? なんやそれ・・・誰や?
なぞの言葉を残し、フラフープのおっさんは、再びゲロをテンスの花畑にぶちまける。

やめてー!汚いー!
フラフープのおっさんは最後の力を出し切り、絶命したが・・・
あまりの汚さにテンスの花が次々と枯れていく!!

あーあ・・・。
せっかくここまで来たのに・・・全部おじゃんやないか・・・。
どないすんねんこれ・・・・
絶望にうちひしかがれる中・・・・さいかわ妹のはなちゃんが何かを感じ取る!!

マイディー 「どないしたん?」



残っとるでっ!!わずかに1本だけ!!
はなちゃんのカンのおかげで、1本だけ残ったテンスの花を見つける事ができた!!
さすが絶対王の妹はなちゃんやでっ!!

はなちゃんのお手柄で、私たちはテンスの花を手に入れることができた。
あとはドヤ顔でこれを持ち帰って、エテーネのみんなと喜びを分かち合う。
これで絶滅の危機とやらを逃れる事ができた。
はよ帰ってやくパしようやくパ!!やくそうパーティー!!

さーかえるでー!!
ルーラは無いからなー!走ってかえるでー!!

私があの日、全力で走って帰ったのは、はやくみんなにテンスの花を見せたかったからではない。
赤黒く染まる空を見て、泣き出しそうなくらい不安になったからだ。
つづく。
ぼうけんのしょ
わたしたちは ねんがんの テンスのはなをてにいれた!
きよきみずのどうくつ からでると そらが あかぐろくそまっている。
なんだかようすがおかしい。
いそいで エテーネのむらにかえろう。
これは・・・ ほんとうに
いそがねば。
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