
エテーネ村のおはなし
はなちゃんを連れて アバの家に戻ると
アバは 村人を集め 間もなく起こるという大いなる災厄の お告げの内容を語った。
エテーネの民が 死に絶えるという災厄を回避するには 育みの大地より はるか北の
清き水の洞くつに咲く テンスの花が必要らしい。
シンイと はなちゃんと共に テンスの花を 採りにいくことになった。

便利な機能だ。
前回までのお話がすぐに確認できる。これがあれば、大切なことを忘れず旅ができそうだ。

アバ様が言うには、この村は滅ぶという。まったく信用ならないカメからお告げを聞いたそうだが、村人みんなが信じているので、話は合わせてあげないといけない。
まったく私は優しい絶対王だ。

めがね・・・とりあえずこの村の真の絶対王の座を掛けた闘いはおあずけだ。
ここは共闘し、アバさまの機嫌をとっておこう。やつが目覚めてしまった今、従っておくのが得策だ。
ただ私の足をひっぱるようなら、お前を見捨て私は先に進む。おぼえておくんだな。

村の人たちが優しい。
そりゃそうだろう。もうこの村は滅ぶかもしれない。それを救えるのは私たちだけだ。
でも・・・セリフの節々に感じる。

このエテーネの村の人たちは・・・

エテーネの村の心配より・・・私たちの心配してくれている。
こんな田舎の辺境の村で・・・エテーネの民はこうして生きてきたのか。
カメの話を信じたり、自分の未来より他人の心配をしたり・・・
まったくどうしようもない村人どもめ・・・。

だが、私はそんな素朴で純粋な村人たちの王になるのだ。
絶対王の名に誓い、そなたらの為、たとえ五臓六腑撒き散らそうともこの命をかけ、テンスの花を持って帰ることを約束しよう。
そんな気持ちになってるのに・・・

めがね・・・お前 LV7 ってどういうことや?
はなちゃんの LV3 はいい。かわいいから。
私よりLVが3つも下やのにえらそうに・・・。
なんなん?

その服の色、ガンダム意識してんのん?
なあ?・・・なあ?

はい!集合ーっ!
これからレベル上げをしまーっす。
村の危機なのにまだ LV7 の人がいるからでーす。
誰とは言いませんがー!
はなちゃんはLV3でいいよーっ!かわいいから。
はなちゃんのことじゃないよーっ!安心してね。

とりあえず、足を引っ張りそうなこの めがね のレベルを私と同じ10まで引き上げてやろう。
そうせんことには、安心して北の洞窟にいかれへん・・・。
そう思い戦闘を繰り返す・・・。

戦って闘って・・・・

戦い続けて・・・・

30分ほどが経過した・・・・

ちょっちょっちょっちょっ!
ちょと待って!ちょ待って!

はいっ!集合っ!しゅうごーう!
え? なんなん?
なあ・・・自分なんなん?

あんたもう・・・それ以上レベル上がらへんのんか?
なあ・・・?30分も戦ってるのに全然上がる気配ないやんか?
上がらへんのやったら上がりませんって・・・
あんたそれ・・・先に言わなあかんで?
はなちゃんはいいよ・・・。かわいいから。

言うチャンスなかったか? あったやろ?
「あ、なんか僕レベルあがらんみたいですーっ」ってさ・・・。
それで30分無駄にしたんやで?
みんな待ってるんやさかい・・・ちゃんとしてや?
そったら、今から北の洞窟に向かいますんで。
とりあえず、やくそう使って回復はしてあげますけども。
みんなね、待ってます。待ってますんで。
いいですか?大事な事はちゃんとはよ言うてくださいよ?

ほなまあ・・・ちょっと・・変な空気になりましたけど。
もうあの・・・・向かいますんで。
ちょっとテンション上げて行きましょう!

そして私たちは・・・育みの森をぬけ、名も無き草原へと入る。
北の洞窟はまだ先だ。

草原には緩やかな風が吹いていた。
遠くに見える大きな建物・・・クリスタルタワーみたい・・・。
あれはなんだろう。

できるだけ無駄な戦闘を避け、北の洞窟を目指す。
ゴールドはたーんとあるので、やくそうは99個持ってきた。
これがあれば即死でもしない限り全滅することはないだろう。
そして北の洞窟の入り口付近まで私たちはやってきた。

なんか・・・おるで・・・。
いったりきたりして・・・洞窟を守っているようだ。
ここでひるんではいけない・・・。村人を救うため・・・突撃だ!!

ゴーレムが あらわれた!
ゴーレムは、ドラクエシリーズでは最初に当たる強敵というイメージ。
こいつを越えないと・・・洞窟には入れない!!
行くぞ!めがね!はなちゃん!!

たーっ!
私は絶対王マイディー。
貴様など素手でじゅうぶん!!

なんかこいつっ!めっちゃ押してくるっ!

この戦闘中に押したり押されたりするシステムが、まだ良くわかってない。

あとがないっ!!
なんだかわかんないけど・・・・

おしかえせー!

いけ!めがね!!
ありったけの魔法をぶちこめー!
※私のMPは温存しておきたいから。
めがねのメラが決まり、ダメージを重ねていく。

チエストー!!

よしゃー!
洞窟の門番は倒した!!
いよいよ北の洞窟・・・「清き水の洞くつ」へと突入だ。

草原とは違う・・・湿った空気がほほを撫でる。
この奥にテンスの花があるのだろう・・・
敵も強くなっているに違いない・・・油断せずに進むんだ。
洞窟に入るや否や・・・めがねが何かをつぶやき始めた・・・。




たとえ 滅亡の運命から逃れることが できたとしても・・・

生き残れるのは・・・たった・・・・ひとり・・・・と。



はい。集合。

言うたやん・・・大事な事は はよ言えって・・・。
さっき言うたやろ?寝てた?

なんでこのタイミングで言うたん?
やっと洞窟について、テンスの花かなんかしらん、とりにきましょー!!わー!
って時になんでそんな事言うたん?
空気よみーさ。どうすんのこのテンション。
ざんねんやっわー!
だいたい・・・

お姉ちゃん!!
もうちょっと・・・もう行こう? 助かんの、ひとりかもわからんけど・・・
もう行こう? 終わらへんで・・・。 いつまでたっても製品版いかれへん・・・。

せやな・・・行こう。
北の洞窟にたどり着いた絶対王。
しかし・・・チームの気持ちはバラバラだった・・・。
これを束ねなおしている時間は無い。
一行は洞窟の最深部を目指すのであった。
つづく。
ぼうけんのしょ
やっとついた きたのどうくつ。
てきもちょっとつよそうだ。でもゆっくりはしていられない。
いちばんおくまですすみ テンスのはなをさがさなければ。
はやく エテーネのたみ の ふあん を はらしてあげないとね。
そうだ。
エテーネのむらにかえったら みんなをよんで やくそうパーティーをしよう。
いそがねば。
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