
ガチャ!最小化! ガチャ!最小化! ガチャ!最小化!
トレーニングに没頭する僕。
なんのトレーニングに勤しんでいるのかというと・・・。
部屋の扉が開く音と聞こえると同時に、「FF14」を最小化する練習である。
仕事の都合で地元に戻る事になった僕は、引越し先の手配ミスでネット環境が整わず・・・・
PCルームを実家の自室に作らざる得なくなったからだ・・・・。
そう・・・実家にはもちろん父が住んでるし、自分の部屋は父の自室の向かい側・・・。
もし・・・・僕がFF14プレイ中に父が自室に入ってきてモニターを覗き込んだら・・・

この計画のすべてが破綻する。
今後僕がFF14をプレイするときは・・・不意の父来襲に備え・・・
① 扉を開ける音がしたらすぐに最小化。
② ボリュームは最小限で。
③ ダミーの画面を立ち上げておく。
なんてことだ・・・・毎日のほほんと暮らしていたエオルゼア生活が・・・・
これではまるで・・・

こそこそエロゲをする中学生みたいじゃないかっ・・・
あぁ・・・FF14プロデューサー兼ディレクターの吉田様・・・
どうか・・・どうか・・・
FF14プレイ中に「ESCキー」を押すと・・・即座に

なんか こういう画面に変わる仕組みを・・・
なんか こういう画面に変わる仕組みをーーっ!!
・・・・しかも実家はADSLだし。
再び父と同居を余儀なくされたマイディー・・・・。
計画達成までの道のりがより過酷なものへと変化するのであった・・・・。

光のお父さん計画・・・・。
それは、60歳を越えるゲーム好きの父にFF14をプレイしてもらい、自分は正体を隠してフレンド登録。
共に冒険を続け、いつの日か自分が実の息子である事を打ち明けるという壮大な親孝行計画である。
FC:じょびネッツアに励まされながら強敵蛮神ガルーダさえも倒した光のお父さん。
LV50のメインクエスト終了まで残すコンテンツは3つ。 メインストーリー終盤に向けストーリーは加速していく。

蛮神イフリート、タイタン、ガルーダを倒した光のお父さん・・・。
順調すぎるほどに順調に成長してきている・・・。
たしかに前半は何度か実家に帰るほどの問題も起こったが・・・今はもう安定している。
さらに何か危機的状況に陥った場合、もう実家にいるのでいつでもサポートに回れるだろう。
そして次は・・・いよいよ 「リットアティン討伐戦」。

今まで挑んできたコンテンツは全て4人で構成される「ライトパーティー」での戦い。
だけど、次のリットアティン戦からは8人で戦う「フルパーティー」だ。

リットアティン戦・・・・なんとしてもメンバーは自前で用意しないといけない・・・。
今、CFでのリットアティン戦はおかしな事になっている。
一部のプレイヤーがなりふり構わず大勢で押し寄せ、あっという間にリットアティンを倒し去っていく。
初めてプレイヤーが8人PTという構成を学ぶ場所なのに・・・。
一時の話になるだろうが、タイミングが悪い。なんとしても自前で8人揃えて挑んだ方がいいよね。

光のお父さんと話をし、次のコンテンツは8人で行かなければならない為、週末のログインメンバーが多い日に行きましょうと提案し、わかってくれた。

世はハロウィンイベントまっさかり。
まだ週末までは日がある為、弓のクエストを進めたり、討伐手帳を埋めたりとソロで黙々と頑張る光のお父さん。
るこちーのお勧めで、ハロウィンイベントを終わらせた後、光のお父さんはポツリと気になる発言した。

・・・!?
一見今日もゲームをいっぱいしたので疲れちゃった。
という発言に見えるけど、多分これはそういう意味合いでは無いように感じる。

ゲームをスタートしてから約1ヵ月ちょっと。
メインストーリーだけを追っていると戦闘職のレベル上げばかりになってしまい、どうしても飽きがきてしまう瞬間がある。
たしかに戦闘は楽しいがそればかりが続くと気も滅入ってきますよね。

FF14は戦闘職だけではない。
素材を取ってくる ギャザラー
素材を加工し物を作る クラフター
これらに分類される職業のレベルを上げれば、自分の装備を自分で作ったり、商売ができたりするのでエオルゼアで生きていくためには上げておいて損は無い。
僕はそういった事を光のお父さんに教えてなかった。
そうだなー。手っ取り早いのはなんだろう?

「釣り」はどうだろうか?
たしか一時期リアルでも釣りにはまっていた事があった。
釣りならのんびりと遊べるし、ゆっくりと世界を見て回れるからいいかもしれないなー。
「光のお父さん(キャラ名)、釣りに挑戦してみますか?」

おおーっ!のってきたー!
「ではリムサのエーテライト前で待ってますねー!」
釣りを始める場合、まずは漁師ギルドへと行き、釣竿をもらわないといけない。
海の街リムサ・ロミンサにそれはある。
しばらくリムサのエーテライト前で待ってると・・・
背後に・・・・ガレマール帝国兵が!!

ああーw なるほど・・・w
今あの辺のクエストやってるんだなーってすぐにわかるかっこw
マイディー 「帝国兵のコスプレですか?w」
そう言われるやいなや・・・・もうダッシュで遠くへ・・・

そして自分が持っている一番かっこいい(と思っているであろう)服に着替えて戻ってきた。
いやいや、走り去って遠くに行ったつもりでも向こうで着替えてるの見えてたしねw
そしてシャドウボウ大事に使ってるんだね、ヴィジルで りりーさんに最後まで使えますよ!って言ってもらえて嬉しかったんだねw
そしてお父さんを連れて漁師ギルドへ。

漁師ギルドで手続きを済ませる光のお父さん。
ここでクエストを受けるとウェザードフィッシングロッドがもらえる。
LV1でも扱える最初の釣竿だ。
さて・・・わかってるかな?
思い出してよ? 格闘士ギルド全裸事件・・・・。
釣竿を装備したら・・・・?
バシュン!!

はい、裸になりました!w
さっき着てたのは弓のレベルの装備でしょ? 竿を装備したら漁師になってLV1に戻るから強制的に脱がされるよw
前教えたのにーw

結局LV1で着れるのそれしか無かったわけねw
帝国兵のコスプレに逆戻りする光のお父さん。
それはそれで似合ってますよw

エオルゼアでは水辺に行くと釣りができます。
リムサは海の街なので、至る所で糸を垂らせますよ。
じゃあ早速やってみましょうか?

こうやってまずはキャスティングです。
しばらくしたらパッドがブルっと震えますので、そうしたらヒット。
フッキングで釣り上げます。 簡単でしょ?

父が釣りを始めたころ、僕は社会人になったばかりだった。
何度か父に誘われたけどずっと断ってた。
釣りなんてしている暇なんかなかったし自分のことで精一杯だったんだな。

えらいさんはお暇なんですねー!とか勝手にとんがってたんだろう。
魚なんか釣っても仕方ないし!とかね。
まさかこんな形で、一緒に釣りをするとは思わなかったさ。
光のお父さん 「餌が無くなりました。」

マイディー 「いっぱい持ってるので少し分けてあげますね。」
光のお父さん 「すいません。」
マイディー 「いえいえ。ほんといっぱいあるんでw」

光のお父さん 「弓のレベルはストップですね。」
マイディー 「そですね。強くなるだけじゃ疲れますからねw こうやって色々して遊ぶんです。」
光のお父さん 「そうですか、これ私に合ってます。」
マイディー 「良かったですw あまり今までゆっくり話せませんでしたしね、のんびりもいいですねw」

そうか。
あの頃、お父さんは僕と釣りがしたかったんじゃないんだ。
きっと社会に出た息子と ゆっくり話す時間 が欲しかったから釣りに誘ってたんだ。
今わかったよ。

・・・・・・・・・・・。
そうなの? りょ・・りょうかい。

努力している姿を見られるのが恥ずかしいのかな?w
わかりました、ここはおとなしく退散しますよw
マイディー 「じゃあ、また今度みんなで釣りにいきましょうね!」

少しばかり計画の進捗を気にして、戦い以外の部分をあまり教えていなかったのは反省だな。
でもまだ大丈夫だ。
そんな事はこれから覚えていけばいいよね。

釣りは結構クエストもおもしろいので、いい息抜きになると思う。
戦いばかりがこの世界の楽しみではないんだ。

もっともっとたくさんの事を
コンコン・・・ガチャ!
「はいっ!!!」

間違いない・・・ノックが無ければ即死だった・・・・。
部屋のドアから顔を覗かせる父。
父 「ちょっと助けて~」
僕 「なに?」
父 「釣りを教えてもらったんやけど、勝てへんのやぁ」
僕 「勝てへん。」
父 「敵に。」
僕 「・・・・・・敵に。」
父の自室へ・・・。
お父さん・・・・。
そら勝てない・・・。

画面を見ると、父は 釣竿 を 武器 に果敢にモンスターに挑んでいた。
違う。そのレベルの上げ方は違う。
たしかに攻撃は出来るけど違うんや・・・。
漁師は釣りをしてレベルを上げるんやで・・・。お父さん。
ごめんさない。なんかごめんなさい。
その辺もちゃんと教えてあげるべきでした。
父 「メイデーさん助けてくれへんかな」
メイデーさんは絶対来ないよ。
僕がここにいるから・・・・。
そして週末がやってくる。
メンバーは揃い、廊下を挟んで向かいの部屋にいる父とのメインストーリー最後のダンジョンへの挑戦が近づいてきた。
つづく。
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