
ロボ 「本日は!ワンフェス開催を記念しまして、ロボ研です。」
たたこ 「ロボ研。」
ロボ 「このコーナーは、ロボット大好き、たたこ博士が、自分のロボット知識を披露するだけのコーナーです!」
たたこ 「です。」
ロボ 「さて、博士・・・今日はどんなロボットのお勉強ですか?」
たたこ 「今日勉強するのは じょしろぼ の歴史です。」
ロボ 「じょしろぼ・・・・女子型ロボットでしょうか?」
たたこ 「そうだけどちょっと違うかな。ロボは じょしろぼ というと何を思い浮かべる?」

ロボ 「うーん・・・。私はノーベルガンダムですね、女子っぽいですし。」
たたこ 「・・・・・・。」
ロボ 「あ・・・・ビューナスAとか・・・アフロダイAもですねっ!!」
たたこ 「ああ・・・もう・・・」

たたこ 「ぽてきゅぅ!ぽてきゅぽてきゅーぅっ!!」
ロボ 「ああ・・・やめて下さい・・・80年代ロボアニメのミサイル発射音で責めるのはやめて下さい。」
たたこ 「これだからスパロボ世代は!!視野が狭いんだよ!」
ロボ 「博士・・・スパロボ世代に何か恨みでもあるんですか・・・・」

たたこ 「それは見た目が女の子なロボットでしょ?」
ロボ 「はい・・・女子ロボなので・・・違うんですか?」
たたこ 「おしいけどちょっと違う・・・私の言う じょしろぼ とは・・・これです!」

ロボ 「へー・・・ そんなジャンルがあるんですか・・・」
たたこ 「いや・・・私が作った・・・」
ロボ 「博士が・・・」

たたこ 「でも・・・なかなか面白い世界だよ。研究の価値はある。」
ロボ 「なるほど。」
たたこ 「今日は、じょしろぼの歴史を学んでみようね。」

☆ ミンキナーサ ☆ 劇中呼称:ミンキーモモスペシャルメカ
私の研究では、このジャンルが最初に登場したのは、1982年製作の魔法のプリンセスミンキーモモに登場した
「ミンキナーサ」が始祖にあたる。
登場するのは31話の「よみがえった伝説」に登場する。以降は登場しない。
島を買収しようとしたスルメッチの操るゴッドスルメッチが島を襲った時、ホレホレ島の石像が姿を変え、合身メカとして蘇り、モモと共に島の平和を守った。

モモファミリーを模したファンシーなデザインの4機のメカが合身してミンキナーサになる。
合体シーンは同じ制作会社の「戦国魔人ゴーショーグン」から流用されており、本格的なものになっている。

たった1回しか登場しない、捨てメカのはずなのに、合体機構まできっちりと練りこまれており、なみなみならぬスタッフの魂を感じる。
ゲッター風に変形する頭部と、コンバトラー系のブロック合体は本格的だ。
合体補助のレールが出ていればロボットアニメとして成立するほどのクオリティを誇る合体であった。
ミンキーモモ第31話は、なんでもアリな当時のアニメの風潮だからこそできた名作といえる。
この回のミンキーモモはもはや伝説となり・・・・最近の女子アニメにも引き継がれるひとつの要素となりえた。

☆ パワーパフダイナモ ☆
ミンキナーサの魂は海外にも伝達する。アメリカの女子向きアニメ「パワーパフガールズ」に登場するパワーパフダイナモ。
ユートニウム博士がガールズを心配して作ったロボット。
デザイン的にはブロッサム、バブルス、バターカップの髪型を合体させメカメカしいデザインへ。

全身をチタニウムで覆う、防御モード。
球体へと変形しあらゆる攻撃を防ぐ。

全身からミサイルを発射するフルバーストなモードも存在する。
しかし、ガールズからはまったく信用されておらず、1度しか使用されなかった。
その後、市長がこれを盗み暴走させ敵として登場する回もあった。
逆襲バージョンのダイナモの方が多彩な攻撃を見せてくれる。

こちらは、パワーパフガールズの日本リメイク版「出ました!パワーパフガールズZ」に登場するダイナモZ。
3人の個性にあわせ3種の姿にゲッター変形ができるが戦闘能力が無いタイムマシン。
博士の趣味でこのデザインとなっているが、かっこいい。

お尻の部分はバブルスの顔型バーニアになっていてちょっと怖い。

バターカップモードは右手にドリルを装備し、ゲッター2をイメージしている。
バターカップはパワータイプなのにゲッター2でよかったんだろうか?
パワパフZの後期オープニングには毎回登場していたもののダイナモZが登場するのは51話のみ。
いつでるのかな?とやきもきさせてくれたものだ。

まあ、この辺から じょしろぼ っぽくなっていく。
本編のヒロインをレトロロボ調にデザインするのが伝統となっていくんだ。

☆どれみロボ☆
「も~っと!おジャ魔女どれみ」からは第8話に登場するどれみロボだ。
主人公のどれみをジャイアントロボ風にデザインしている。
合体変形機能は無い。
かなり硬派なデザインとなっており、女児が見ると泣き出しそうな悪ノリを感じるね。

搭乗シーンがショッキング。
この話がきっかけで進撃の巨人が生まれたんだ(嘘)。
特に装備が無いあたりもジャイアントロボっぽい。
パンチキックが主な武器だけど・・・

最後はお団子を飛ばして攻撃する。
この辺のぶっとんだ波状っぷりもロボ回ならでは・・・。
当時の女児はどれみちゃんがこんな姿になってどう思ってたんだろうか・・・・。
そして最後は・・・

☆ ハッピーロボ ☆
名作スマイルプリキュアの第35話に登場したハッピーロボ。
一応ロボ的には勇者系ロボにあたる。おそらく女子アニメにおける「ロボ回」の最高傑作と言える。

ハッピーロボはキュアハッピーがロボニナールという光線を受けハプニング的にロボになった姿。
ハッピーの意思は残っているが自立行動できず操縦が必要。
ハッピーロボの操縦は非常に難しいが、鉄人戦士ロボッターと酷似しておりロボッター大図鑑に操縦方法が記載されている。
操縦方法がわからず、苦戦するスマプリメンバーたちだったが、

瞬時にロボッター大図鑑を読破したビューティーさんに操縦され機動性を取り戻す。

この時のビューティーさんの「頼りになる感」は異常。
伝説の神回となる。

バンダイ様、カンタムロボもいいけど、ハッピーロボをスーパーロボット魂で出してくださいお願いします。
2個買います。
女子アニメに登場するロボットたち。
どこかマヌケだけど、なんだかかっこいい。それが「じょしろぼ」なんだよ。

ロボ 「最後はまたお願いになってましたけど・・・なんとなくわかりました。」
たたこ 「なかなか奥深いジャンルだよ・・・。」
ロボ 「こんなに頑張って作ったならレギュラー出演しても良さそうなのに・・・もったいないですね。」

たたこ 「でも・・・1回しか出ないからこそ・・・いいんだよー。」
ロボ 「はあ・・・。」
たたこ 「もっと活躍を見たいという気持ちがいつまでも続くことで人の心に残る・・・それがじょしろぼの魅力なんだ。」
ロボ 「難しいですね・・・。」
たたこ 「ロボには難しいかもね・・・。」
ロボ 「でも博士すごいです!女子アニメ見たりするかわいい所もあるんですね!お勧めの女子アニメはなんですかっ!?」

たたこ 「知らない。ロボ回しか見ないから・・・・。」
ロボ 「ですよね・・・それでこそ博士ですよね。」
つづく。
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