
では・・・こちらにサインをお願いします・・・。
しかし・・・中尉も変わってらっしゃいますね・・・こんな機体と選ばれるとは・・・。
あ、そうそう!今回はレンタル機です!エネルギーが無くなったら返却をお願いしますね。

私には・・・兄がいた・・・。
兄も・・・ジオンのMSパイロットだった・・・。
しかし・・・もう兄はいない・・・オーストラリア方面軍に配属された兄の愛機・・・。
その名は・・・MSM-08 ゾゴック・・・。

全高18.8メートル
重量77.4トン
その開発経緯は・・・なんだかちょっとおかしい。
地球降下作戦により、戦場が宇宙から地上へと移っていく頃、ゾゴックは開発された。

ジオンの誇るモビルスーツ・ザクは地上でも優秀な戦力となった。
人間を模した二本の足は、いかなる地形も走破し、二本の腕はいかなる兵装も使いこなす事ができた。
だが・・・そんなザクにも弱点があった。
水中である。水中では水の抵抗がある為、あらゆる破壊力が鈍化する。
そこで、ジオンは、地上特化のザクを水中用に再設計。
水陸両用アッグシリーズの完成系としてロールアウトしたのが・・・ズゴックである。
水中での行動を不得意とするザクをカバーする形でズゴックはジオンの大きな戦力となった。
しかし・・・
ここでジオンはズゴックの思わぬ完成度の高さに調子に乗りはじめる。

わざわざ、ザクを水中用に開発しなおしたズゴックを、なぜかまた地上用に再設計。
「え?ザクがあるから いらないんじゃないの?」と誰も突っ込まないまま
機体は完成する。
しかし・・・出来上がったのは・・・
地上ではザクほど便利に使えるわけでもなく・・・水中ではズゴックの方が優秀という・・・
これといって良い所が無い中途半端なモビルスーツとしてデビュー。

そして・・・ゾゴックが異色のモビルスーツと呼ばれる所以は、その開発経緯だけではない。
その固定兵装にも理由がある・・・。
ゾゴックの取り扱い説明書に目を通すと・・・ゾゴック本体に内蔵された固定兵装は
● ブーメランカッター
● ロッドアーム(アームパンチ)
● ワイドカッター
この三種類が上げられる。

頭部につけられたブーメランカッターは鋭いブーメランで相手を切り裂く。
両腕のロッドアームは、高速でパンチを打ち出し、敵機を粉砕する。
ビームやサーベルが主流の世界に、カッターやパンチってどうなのよwwと突っ込みたい気持ちも当然沸いてくるが・・
それは開発者の趣味だろうという事で納得もいく。
しかし・・・このゾゴックの最大の謎は・・・三番目の武器・・・ワイドカッターだ。

しかし・・・ゾゴックのどこを見ても・・・そんな武器付いてない。
唯一有力だったのが腹部の蛇腹部分だが、現代の解釈ではそこはダクトになっており、カッターしかもワイドが飛び出す機構は見当たらない・・・。
そして・・・さらに・・・モビルスーツには必ずある・・・乗り込み口すら見当たらない・・・。
おそらく・・・ゾゴックに乗り込むときは搭乗者が
「ゾゴックイーン!」と叫ぶとモノアイから光線が発射され搭乗者を吸い込む物と推測される。
その推論から考えると、ワイドカッターも搭乗者が両腕をクロスし、「ワイドカッター!」と叫ぶとペケ字型のレーザーカッターが発射されると考えられる。
つまり何が言いたいかと言うと・・・ガンダムというリアルロボットの世界で・・・このゾゴックだけは・・・


スーパーロボットなのだ。
この全てにおいてのチグハグ感・・・。
それこそが・・・ゾゴックの魅力なのだ。

死んだ兄さんは・・・いつもチャーハンをこぼしながら嬉しそうにそう語っていたわ・・・。
兄さん・・・あなたの無念・・・わたしが・・・晴らしてあげるから・・・!!
オペレーター 「マイディー中尉・・・出撃どうぞ・・・」

マイディー 「スーパーロボット!ゾゴック!!GO!!」
オペレーター 「えww」

連邦(あくま)ーがーまちーをー!ね~らぁ~てっるぅ~♪
ぼ~くらぁ~の~まち~を~ねーらぁってるぅ~♪

スクランブルだー!きんきゅ~しゅつど~♪
油断をするーなーっ♪
メーカニィーックスイッチオン!

はんまぁ~ぱんちぃ~♪

たたかえ~♪ゾゴック~♪
アイアンファイ~タ~!

そ~らだ~♪
う~みだ~♪
ち~の~はて~だ~♪

せ~いぎ~が~燃え~たつ~♪
たいようのし~しゃ~!
連邦兵 「ちょwwwww なにあれwwww」

連邦兵 「機械獣おるっwwwww」
連邦兵 「き www か www い www じゅ wwww う wwww」

連邦兵 「どう見てもwwwヤラレメカwwwwwww」
連邦兵 「クソワロwwwwwwww」

マイディー 「・・・・・・・・。」
連邦兵 「武器はパンチらしいwwwww」
連邦兵 「パンチwwwwwwwwww」

マイディー 「パンチの何が悪い・・・・。」

マイディー 「答えろ・・・パンチの何がおかしい・・・」

マイディー 「待て。」

マイディー 「誰が タツノコメカ だって?」
連邦兵 「それは言ってません・・・!!」

マイディー 「誰が ヤッターゾゴック って言った?」
連邦兵 「言ってませええええええん・・・・」
ゾゴックを・・・兄を・・・
笑う奴は許さない・・・!!!
あと・・・バンダイ・・・!

パンチを打った後一瞬 腕がすぽって抜けるのは・・・不具合ですか・・・?
それともゾゴックの仕様ですか・・・・?
ついに実装された・・・ゾゴック・・・!!
今回あたったのはレンタル機だけど・・・無料ガチャに入ったら絶対金設計図を手に入れてやる・・・!!
そして鬼畜連邦どもに・・・
戦場でグーパンチされる恐怖を味あわせてやる!!
兄の愛したゾゴックで!!
つづく。
- 関連記事
-
- 僕らが求めた戦争だ (2013/08/08)
- 遠き黄昏の空にブーメランは消えた (2013/07/09)
- その名はゾゴック (2013/07/04)
- ゾゴックの鼓動 (2013/06/27)
- 死神と呼ばれる「E」 (2013/06/19)