
あの戦争・・・未だに鮮明に覚えているあの戦争。
あの時のゲーマーは頭の中が戦争だったんだ。
老舗SEGAが出したセガサターン。
新参者のSONYが出したプレイステーション。
どっちを買うか・・・当時のゲーマーは悩みに悩んでいた。
その勝敗の決定打となったのが・・・・ファイナルファンタジー7発売。

ゲーム雑誌などの事前告知、一切無し。
いきなりTVCMでの発表だったので、茶の間は大パニック。
あの衝撃は今でも鮮明に覚えている。
TVCMに映し出された世界は、当時の僕らにとっては美しく、息を呑む世界だった。
そのFF7の舞台になったのが・・・

魔晄都市ミッドガル。
今までのファンタジーとはかけ離れたスチームパンクの世界は僕らを魅了した。
今回、FF7PC版のDL発売を記念して・・・
原付でミッドガルへ行くことにした。

え?よくわかんなかった?
もう一回言うね。
ミッドガルに行くことにした。
原付で。
僕が。

はい。これがうちの玄関を出た風景です。
所帯じみてるというか、生活観満載の一般的田舎町。
魔晄炉なんかどこにもない。
ここからミッドガルを目指します。
原付のエンジンをかけ、ガソリンを入れて出発です。

僕の住む和歌山市からミッドガルへは、車で1時間程度。原付だったら2時間くらいで着くかな?
こちら、和歌山城です。入ったことはありません。
それよりも雲行きが怪しく、雨が降りそうでいやな感じだ。
家を出たのは18時過ぎです。

和歌山は田舎ですが、原付でちょっと行けば海。
太平洋に面した紀伊半島から見る夕焼けはなかなかのものです。
そういう所は気に入ってます。
原付を走らせ40分くらいで和歌山市を脱出し、隣の海南市へと入ります。

海南市はマリンスポーツのメッカ。
夏場はヨットやジェットスキーを楽しむ人たちで賑わいます。
ただ、シーズンオフはゴーストタウンみたいに人がいませんw
これは海南市のリゾートマンション。
シムシティのマンションみたいで好きですw
もちろんね、どこのリゾートマンションにもあるね、キムタクの別荘があるというね、都市伝説もバッチリ常備しているわけ。おにーさん、おばちゃんが嬉しそうに話してるの聞いた事ある。
でも、それ滋賀でも聞いたなーつって。

港から海を撮ったらすごくかっこいい写真が撮れた。
なんか偶然撮影モードがシネマモードっていうのになったらしい。
こんな機能があるのかー。
パズドラ以外あんまり使ってないからなあー。
そんなこんなで海南市を抜け、下津という町に入ります。
もうあたりは暗くなってきた。
途中のスーパーで休憩を取る。
そして不安がよぎる。
ミッドガルは山奥にある為、暗い道を通らないといけない。
街灯なんかありはしない。真っ暗闇だ。しかも・・・途中に神社があったりして・・・すごく怖い・・・。
お化けが出てもそれは自然。あまりに自然。
自然すぎて怖くないかもしれないが絶対怖い。
そこで、僕はこのスーパーでお化けとエンカウントしても戦えるように装備を整えることにした。

オンライナーらしくガチャで。
なんとこのガチャ、100円である。
リアル世界のガチャは良心的だ。
これでヤンキー御用達の警棒やチェーンを装備すればお化けに打ち勝つことができるはず!!
いけ!!
奇跡を起こせ・・!! 100円・・・!! どららー!!
がしゃこん・・・!!
あ・・・・
ああああ・・・・・

な・・・・
なんだこれ・・・・・!!

これは・・・・
いったい・・・・
これで・・・・
どうやって・・・・

これでどうやって戦えばいいんだ・・・っ!??
解読不能な精神論みたいなのが書いてある・・・。
護符的な使い方ができるんじゃないのっ!?
という若干の期待も左下の made in china の文字で台無しだ。
ぶ・・・不気味すぐる・・・。
この旅が一気に不安になった。
あまりにショックでしばらく動けないでいると、あっという間に日が暮れてしまった。
急いで原付を走らせ、ミッドガルへと向かう。

原付は、有田市へと入る。
有田みかんで有名なこの街にミッドガルがある。
あの山の向こうにこの自然に囲まれた街からは想像できないスチームパンクの世界があるのだ。
情報を頼りに国道を離れ、山道に入る。
どんどんと道は細くなる・・・・・。
原付のライトを消すと真っ暗闇だ。

怖い・・・。
激こわぷんぷん丸だよ。
山奥なので、風の音しかしない。
だいたい、あの赤い光はなんだよ・・・・・。今気づいたよ・・・。
あんな光無かったと思うよ・・・?
こわい・・・こわい・・・・

ひいいいいっ!!
神社っ><
ほんとに怖い・・・怖かったけど・・・ちゃんと写真を撮るブロガー魂すごいよ!
すごすぎるよっ!!自分っ!!w
ただひとつ言えるのは・・・・
一人で来るところじゃないよっ!!
もしここでお化けが出ても・・・
シールしか持ってねえ。
剥き身すぎる。
それでも、奥へ奥へと進み・・・・
ついに目的地へと到着・・・!!
これがミッドガル・・・・。
ゴゴゴゴゴ・・・・

あまりに光が強く、その建物の輪郭をスマホのカメラで捉えることができない。
いくらスマホを調節しても、撮れない・・・・。

実際に目に見える風景はこういう感じです。
和歌山のミッドガル、その正体は
東燃ゼネラル和歌山工場。

原油から石油を精製する工場です。
とにかくでかい!!
小さな町ひとつ分くらいはある面積とタンク等の巨大建造物。
夜になるとその全てに光が燈される為、山の上から見ると本当に光の海が眼下に広がるのだ。
かなりいいカメラでないとさっきのような写真は撮れないらしい。

これは昔、昼間に撮った写真です。
夜はあの大きな煙突の上から火が出てたりするんですよ。
FF7のミッドガルもこういう巨大工場をモデルに作られたんでしょうねー。
もうちょっとゆっくりと見てたかったんですけどね。
そろそろ降りよう・・・・
かな・・・
だって・・・さっきから・・ね・・・・

誰もいないのに、
男性二人の話し声がずっとしてんるんですもの。
僕、霊感とか全然無いのに不思議ですね。
あの・・・良かったらこれ・・・
使ってください・・・
ここ・・・
置いていきますね・・・・
僕はそっとありがたい精神論が書かれたシールを置いて逃げるように下山した。
山奥に突如現れる光の海・・・。
あまりに巨大で、あまりに美しい・・・
それを始めて見た時の衝撃は・・・
昔、TVCMでFF7の発売を知らされた時の衝撃に近いものがあった。
怖かったけど、楽しい一人旅でした。
【お詫び】
実は・・・・
シールを置いてきたっていうのはネタでしたっ!!

本当はそんな勇気ありませんでしたーーーーっ!!!
ブログのネタになればと思い軽い気持ちで行ったけど・・・
怖かった・・・・。もうほんと怖かった。もう絶対いきたくない・・・。
心霊スポットとかじゃないから、恐怖心から幻聴が聞こえたんだろうけど・・・
ガチ怖かったです。
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