FFXIVが新生してからもうずいぶんになる。当時では考えられないような事が、今では当たり前になってきている。
空は飛べるし、海にも潜れる。 自分の家が持てるし・・・イシュガルドにも行けるようになった。
それだけではない・・・。
僕達はついに アラミゴ を解放したのだ。ファンフェスで4.0の新エリアがアラミゴになると発表された時、「えー!地味ー!」なんて声が上がったりしたけど、レガシープレイヤーの中には、「そうか・・・ついにあの子の悲願を・・・」とグッとなった人もいると思う。
普通はアラミゴ解放!って聞くと、やっぱりラウバーンを思い浮かべるのだと思う。
でもその言葉を聞いて、僕が最初に思い浮かべたのは・・・
かつて、自分の「相棒」だったララフェルの事だった。
ゴールデンウィーク中は旧時代のことを語る!という勝手に決めたキャンペーンですが結構反響があってうれしい限りです。
たくさんのあれ聞きたいこれ聞きたい!っていうメールをいただいております。
その中で、今日お答えしたい質問は・・・
【旧FF14にあって、今のFF14にはないもの。
その中でマイディーさんが惜しいと感じる要素は何か】というご質問です!これはほんといくつかあるのですが、今日はその中からひとつご紹介したいなと思います。
それが・・・
「相棒システム」です。

旧時代のメインストーリーで冒険者(現光の戦士)は、
ミンフィリア(ノーメイク)の組織する
「十二跡調査会」に所属する事になります。
「十二跡調査会」はミンフィリアが、プレイヤーの持つ「過去視」能力のような異能の力を使える人たちを集めて作った組織。
安い言葉で言うと
「超能力サークル」みたいなものですねw
そういったちょっとオカルトな能力を使って帝国をやっつけよう!というアングラな集団なんですねw
またこの当時のミンフィリアが
「壮大な妄想を語るけど実行しないやつ」みたいな感じでおもしろいんですよw
で、十二跡調査会のメンバーは基本二人一組が原則みたいなルールがあるらしく加入したプレイヤーにも「相棒」を紹介してくれるんですね。

その「相棒」を紹介してくれるのが、
みんな大好きタタルさんだったんです。
当時から「でっす」口調でかわいかった。
新生になって声が付いた時はひえー!かわいいー!ってなりましたねw
まさかこの子とイシュガルドの門をくぐる事になろうとは・・・誰が予想したことか・・・w
【相棒】とは。プレイヤーが数種類の種族の中から1人を指名して、共にメインクエストを進めるNPCです。名前もプレイヤーがつけてあげられるますが容姿の設定は不可能でした。決まった容姿をした種族の中から選ぶという感じです。
先日お話したように、旧時代のメインクエストはギャザクラでも進行できるようにという配慮のひとつか戦闘時など自動で動くNPCが1名同行してくれたんですね。
僕が選んだのは金髪青目で幻術士のララフェル。でも選んだこの子が・・・・


性格が最悪だったんですよ。ツンデレとかじゃない。本当に嫌なやつなんですよw
おいおい・・・こんなやつとこれからメインクエストを進めていかないといけないの??とすごく不安になった・・・。
一度選ぶと変更はきかず、後に
「相棒を選ぶ際、性格があらかじめわかるようになりました」というアップデートがあったくらいです・・・w ひどいww

相棒は選んだ種族や容姿によって性格が違うものの、それ以外の設定は共通なんですね。
プレイヤーと同じように特殊な能力を持っていて
基本的に「帝国絶対殺すマン」。
紹介された後、一緒にご飯を食べに行くんですが、自分は特別な力を持ってるからこれで成り上がっていこうと思う、お前はとりあえずなんでも私に言えそして私の言うことを聞けみたいな感じでマウントポジションを取りに来る。
いますよね・・・新卒歓迎会の時にこういう張り切った人・・・。
こんな感じでも自分が(見た目だけで)選んだ相棒だから一緒にがんばるしかない・・・・w
その後、相棒と一緒にメインクエストを進めていく。ただでさえ、モヤっとするメインクエストのストーリーなのに、「来るの遅い」とか文句ばっかりw
出先のNPCに対しても常に嫌味を言い続ける・・・。
なんでもかんでも命令口調、先輩面しやがって!同期なのにw

ほんとに性格が悪いのですが、こと
「帝国」の事になるとものすごい執念を見せる。
口だけで何も帝国に対し大きな行動しないミンフィリアを詰めに行ったときは、ちょっとやるやんけ・・・って思いましたねw
話すたびに徐々にわかってくる。この人はプロフェッショナルなんだ。
ただ口が悪いだけで、
エオルゼアにいる帝国を本当になんとかしたい・・・エオルゼアをアラミゴみたいにしたくない!そういう強い意志があって十二跡調査会に来た。
ふわっと入ったプレイヤーとは違うんですね必死度が・・・。
そう考えると妙に好きになってくる・・・。
口調も独特でちょっとかわいいんですよw時々、おばちゃんみたいに「あらまぁ」って驚いてみたり・・・。
「よござんす。」って時代劇口調で返事したり・・・w
怒ったら口で「ブチッ!」って言うし・・・w
なんというか、どこか無理して強気になってる感じがするんですよね。

気がつけば、次はどんないじわるを言ってくれるんだろう・・・ってちょっと楽しみになってきてレベリングを頑張るようになってたw
ほんと性格最悪ですが、どこか憎めない部分があるんですよね。
とにかく帝国を痛めつけられるならなんだってする。その為なら、蛮神の召喚にまで興味を示すしなんだって利用する。
そしてメインクエストを進めていくと、「ん?」と思う場面に遭遇する。
「父の死を受け入れようと思う・・・」どう見てもヤバそうな人たちとかなり込み入った会話する相棒・・・。
近づくと相変わらずお前は空気が読めないと怒られる・・・。
どうやら相棒は、父親を帝国に殺されてしまったようだ・・・だからあんなにも執念を燃やしてたのか。

クエストが進むと、ミンフィリアから呼び出され、砂の家に行くと前に相棒と話していたヤバそうなやつらがいた。
どうやら彼らは「アラミゴ解放軍」のようだ。今からモードゥナに向かい、帝国から飛空艇を奪って反撃するという無茶苦茶な作戦を実行するらしい。
いきなりすぎて、ミンフィリアも困惑している・・・。
「よござんす。このわたくしが前線に立ってさしあげましょう。」あー・・・・。 なるほど。
さっき知り合ったガラの悪い連中がアラミゴ解放軍だとわかって、相棒がけしかけたんだな・・・・。
こいつらを利用して帝国にぶつけてやろう・・・ってw
祖国を帝国に侵略されて追い出されたアラミゴの民の怨みまで利用するとは・・・。
帝国絶対殺すマン・・・恐るべし・・・。
まんまと相棒の口車に乗ったのか、出陣していく解放軍。
ウッキウキの表情で出て行こうとする相棒。それを呼び止めるミンフィリアは言う。

協力したい気持ちはわかるけど、正直アラミゴがどんなところか、どうなってるかなんて秘められてるからよくわかってない。
帝国はあなたが思ってる以上に恐ろしい存在だ。
もっと強くなってから戦っても遅くないはず。
当時、たしかにアラミゴという国があったらしい、そこは帝国に侵略されたらしいという話をNPCから伝え聞くくらいの知識しか僕らにも無かった。この時、アラミゴ解放軍という言葉も初めて聞いた。

それでも行く!と言い張る相棒。よっぽど父の仇である帝国が憎いんだろう。
ミンフィリアの静止を聞きもせず、相棒はモードゥナへと出陣した。
結局、プレイヤーもその後を追ってみる・・・・。

なんとか陽動作戦中の相棒に追いつき、様子がおかしい前線へと進んでみると・・・。

あの屈強なアラミゴ解放軍が全滅している・・・。
いったい何が・・・?
そしてこちらに近づいてくる影を発見・・・!!
解放軍のリーダーだ!! いったい何が起こったのか聞き出そうと駆け寄ると・・・

死んでる・・・。
何者かがリーダーの死体の頭を掴み・・・こちらに迫ってきているんだと思った瞬間!!

え!?
撃たれ・・・・
た!?なんで? 誰に? 相棒がっ!!
そしてここで満を持して登場するんです・・・あいつが・・・。
ガイウス・ヴァン・バエサル。明らかに今までに見たことが無い装備。
というか・・・それよりも!! 相棒をよくもっ!!
憎まれ口は叩くけど・・・いいやつでも無かったけど・・・
ずっと一緒に旅してきた相棒をよくもっ!!そしてここから始まるんですよね・・・先日お話した・・・。
自分は見ているだけの・・・最終決戦。だから辛かったんですよね・・・。 なんにもできないということが・・・。
そして戦いが終わり・・・

そして一命を取り留めた相棒と一緒にヤ・シュトラに叱られる。
「自分の力を知りもしないで、何が救えるというの?」もちろん、こんな事を言われて引き下がる相棒ではありません。
「わたくしだって、何度も死地を見て・・・・」
「アラミゴ出身だからか」
こくり。相棒は、アラミゴ出身者だったんだ・・・。
帝国がどんなに恐ろしいか、どんな非道を行うのか・・・エオルゼアで一番をそれを知っているアラミゴの人。
父を帝国に殺され、国を奪われ流れ着いてここにきた。
自分に特別な力があるからと十二跡調査会に入り・・・帝国に復讐する・・・。
そんな想いをもって・・・・。
そしてそれを一人で抱え込み・・・誰にも言わず・・・・。
その想いが初めてわかって、この相棒を見る目が180度変わりましたね。
いつか一緒にアラミゴを奪還して無念を晴らしてあげたい・・・そう思いました。
その後、相棒はガイウスに撃たれた傷が深かったのか、病院に搬送される。このお話は・・・これで終わりである。
旧時代にあった2つのメインクエスト。
最初からあったメインクエストはここで終了となり、相棒がその後どうなったのかが語られる事は無かった。
様々な経緯から察するに、相棒が再び登場する事はないだろう。

ダラガブからバハムートが出現し、この世界を焼いた第七霊災以降、消えてしまったNPCも多い。
ウルダハにいたロビンちゃん。ルイゾワの翁もそうですね。
きっと相棒もその一人なのかもしれない。
噂では、第七霊災で亡くなった後、チョコボに生まれ変わったのでは?という説もあるが定かではない。
アラミゴは無事解放されたよ。
遅くなったけど、言われた事も守ったよ。おーほっほっほ。
【旧FF14にあって、今のFF14にはないもの。
その中でマイディーさんが惜しいと感じる要素は何か】本当にたくさんありますが、【相棒】システムは惜しいなって思いますねw
つづく。
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