交響組曲エオルゼア
FINALFANTASYXIV オーケストラコンサート。通称「オケコン」。 ゲームミュージックをオーケストラで・・・というのは最近では珍しくなくなってきましたが、オンラインゲームの単一タイトルクラシックコンサートでこの規模はやっぱりすごいですよね。
東京国際ホールAのキャパは5000名で、これを4回公演ですから約2万人がこれに参加する事になるわけですもんね。
FFXIVの規模がどんどん大きくなっているのを実感できてなんだかプレイヤーとしても嬉しいですよね。
僕が行ったのは、初回の23日昼の部。前日までゲームショーで、東京ベイに泊まってました。ぴぃさんと監督と一緒にご飯を食べて、翌日寝ちゃわないように「あいこめ」を聴いてから早めの就寝。
朝起きて窓を開けたらゲームショーの待機列がすごかったw準備を済ませて、幕張から京葉線で東京へ。国際フォーラム付近もゲームショーに負けず劣らずすごい人でしたねw
待ち合わせが13時スタートで少し時間があったので、公演中にお腹がなったら嫌だな・・・って思ってお昼ごはんを済ませたらおなかいっぱいになって、なんだか眠くなったりしちゃったり・・・。
ややギリギリ気味に入場手続きを済ませ会場へ。
そしてたくさんのフラワースタンドの中からむっきーさんのお花を発見!w早速写真を撮ってむっきーさんに送ってあげたら、「お返しですw」って返ってきた。
むっきーさんのLIVEにも吉田さんからお花来てましたもんねー・・・こういうの見るとなんか嬉しいw
会場に入るともう人はぎっしり!!これ上から
赤くて丸いライトを客席に照らしたら、みんな急いでそこから離れそう・・・とか思った。
しまった!パンフレット買うの忘れた!と思って戻ってみるも物販は長蛇の列。
実は今回オケコンに行ってくるって言うと一番興味を示したのが父でして、お土産にCDを買ってきてくれ!って頼まれてたんですよね。しかし、こんな事もあろうかとすでにゲームショーの物販で買っておいたのだよ!!自分の分はあきらめよう・・・。
そして再び席に戻り、いよいよ開演!!
1曲目は「希望の都」。ウルダハの昼のテーマ。なんてことはない、ゲーム内の町で流れるBGMですが、光の戦士にとっては
「はじまり」に聞こえる曲。
いつも楽しみにしている、「プロデューサーレターライブ」のオープニングでもあり、南條さんの「あいこめ」のオープニングでもある。なんだったらTVドラマ光のお父さんで、光生が階段をかけあがり、光のお父さん計画をスタートさせるときにも使った曲。
もうこれを聴けば、「よし始まるぞ」という心の準備ができてしまうw
それが・・・フルオーケストラ!!これだけでホロホロってきましたね・・・w
2曲目は「静穏の森」、黒衣の森。ああ・・・これも聴きなれた曲。グリダニア出身の光の戦士たちは、初めてフィールドに出たときの事を思い出したのではないでしょうか? 僕はこれ聴くと、ドラマのエオルゼアパートの撮影を思い出しますねw 序盤はずっと中央森林で撮ってたのでw
会場に流れる映像も相まって、思い起こされてくる冒険の日々。

途中、吉田さんが登場し司会進行を始めるのですが、出てきた時はさすがに緊張した表情でしたねww
まあそれが見たくて、初回にしたんですがwところが、会場から「吉田コール」が巻き起こり、すっと血の気が戻り口元がすっと上がっていつもの吉田さんになった所はさすがでしたよねw あの空気の中で、最初に吉田コールした人、えらい!w
そこからはいつもの感じで・・・w 植松さんやソケンさんも登場し軽快なトーク。
見てるこっちも肩の力が抜けていい感じになれました。

そして演奏も続いていく。
ジョブクエやアルテマウエポン戦、クリスタルタワーと僕たちが通ってきた道にそって演奏されていく。

「試練を超える力」、「白銀の凶鳥、飛翔せり」あたりでは、若干「ウッ」ってなりながら当時を思い出す。
演奏されてる時にバックの大型モニターでゲーム映像が流れるのですが、サンダーが落ちてきた時の緊張感ねw
大丈夫?きたよ?大丈夫?みたいな・・・w
オケコンのために新たに書き起こされたというコーラス部分も素晴らしく圧倒される。
圧倒的に豪華な音でどんどんと引き込まれていき、目をつぶればエオルゼアの光景が・・・
やばい・・
これ目をつぶって意識を集中すればPCとかPS4なくてもログインできるんじゃね!?・・・・ってほどに鮮明によみがえってくる。
そして第一部新生編のラストは・・・・東京国際フォーラムという場所で、東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏×スーザンキャロウェイさんの生歌による「Answers」。おそらく、もうこれ以上は無いと思えるほどにパーフェクトな「Answers」。

レガシーの感情を大きく大きく揺さぶる曲。いやがおうにも蘇るあの日のこと。
2年間毎日過ごしてきた場所が、抵抗の仕様の無い力で削られていくカタルシス。
わかっていはいたけど、言葉では言い表せないほどの感情のほとばしりが中から涙を押し上げてくるんですよね。
あの日、こんな豪華な「Answers」を聴ける日が来るとは思いもしなかったもんなあ・・・。
ボロボロ泣いてしまった。

そして休憩に入り、隣に座っておられたレガシー社長さまに
「カルテノーの戦い思い出しますよね・・・・」って言ったら
「そうですよね・・・・まあ・・・落ちたけどね。」いやもうっ・・・それは許してあげてくださいっww
休憩が終わり、コンサートは第二部の蒼天編へ。第二部1曲目は「不吉なる前兆」。 イシュガルド系ダンジョンのボスBGMですね。
かっこいい・・・。ひたすらにw 休憩で抜けた気が一瞬で戻ってくる。
2曲目は「彩られし山麓 〜高地ドラヴァニア:昼〜」でしたね。イシュガルドのフィールド系音楽は風脈を思い出しちゃいますねw
苦労して風脈を集めて、初めて空を飛び自分が走っていた道を上から見下ろすあの感じ・・・。
そして、逆襲の咆哮を経て「Dragonsong」へ。初めてイシュガルドに足を踏み入れた日を思い出す。
初めての拡張ディスクであり、レガシーにとっては念願の新フィールド。
今から始まるとてつもない冒険を感じさせてくれる曲。蘇ってくるなあ・・・あのアーリーアクセスの日々・・・。

オケコンのBDを楽しみにしてるぞ!という人もおられるので詳しくは書きませんが・・・
誰もが驚いた、
あの演出。やられましたね・・・w
そして・・・
そういう事するから、大好きなんだよ!っていう気持ちになりましたよねw

「忘却の彼方 〜蛮神シヴァ討滅戦〜」は本来新生編に入るはずだけど、「イゼルのテーマ」として蒼天編に組み込まれたそうな。
弦楽四重奏で奏でられた忘却の彼方は勇ましくもあり、どこか寂しくもあり。
でも映像もあいまって短い時間だけどもう一度会えたような気になりました。
蒼天編のラストは「Heavensward」。これも胸に響く歌声でじーんとさせていただきました。蒼天の日々・・・楽しかったですよね。
新生編に比べ、蒼天編はギミックなんかもあって楽しみながら聴けた。
なので蒼天プレイ後の「あー・・・たのしかったあーっ!」っていう感想にもに似た印象でしたね。
そして・・・指揮者の栗田さんが去っても鳴り止まない拍手。アンコール!!
拍手に答え、栗田さんが出たり入ったり・・・w
あきらかにDPSチェックwDPSチェックで拍手が必要火力に達したのか、アンコールで2曲!これも納得の選曲でしたねーw
最後は吉田さん、植松さん、ソケンさん、スーザンさんも舞台に登場し・・・
まさかの写真OK、SNSアップOKタイム!!wすんごい勢いでみんな写真撮ってておもしろかったw ピ!カシャ!ピ!カシャ!!
クラシックコンサートですが、特別かしこまる必要も無く、最初から最後まで
「FFXIVらしいコンサート」だった。
本当にきてよかったって思える最高のコンサートでしたね。
南條さんのこの感想が、まさにそのとおりで・・・。例えばFFXのクラシックコンサートなら、曲を聴いて思い出すのはみんな同じシーン。
でもオンラインゲームは、あの時あのフレと行ったなとか、あの頃仕事きつかったな・・とか・・・同じ曲を同じ場所で聴いてもそれぞれ思い出す
「思い出」は人によって違ったりするわけで・・・。
それを同じ世界に住む人たちと共有して泣いたり笑ったりできる2時間半のコンサート。
なんだかとても尊い時間でした。

ツイッターのタイムラインとかを見ていると、エオコンに行ったあとオフ会とかしている人も多く、コンサート後も楽しそうな時間が流れていた。
最近のオンラインゲームは、ゲーム自体を楽しむだけでなく、そこから派生するイベントをみんなで楽しんだり、関連商品を買って楽しんだりと「ゲームを取り巻く環境」全部が楽しいという形に変わってきている。
今回のオケコンもそのひとつなんですよね。
暇な時間に一人で遊ぶゲームも楽しいですが、昔友達とコントローラーを握って遊んだゲームの延長線上に今のオンラインゲームがあると考えれば、まだまだこれから楽しくなっていきそうな気がしますね。
振り返って楽しむだけでなく、これから先の明るい未来まで見せてくれた素晴らしいコンサートでした。
東京フィルハーモニー交響楽団の皆様、スーザン様、植松様、そしてSQEXの皆様。
とても尊い時間をありがとうございました!!FFXIVの未来に、オンラインゲームの未来に幸あれ。つづく。
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