
「君は○○が得意なフレンズなんだねー!すごーい!」
・・・と言ったようなツイートが、ここ数日で一気に増えた。
極まれに起こる大きなBuzz効果が生まれている。
え?何々!?って思ってる人も多そうなので、
今日は1話から見ている僕が、「けものフレンズ」の魅力について語ってみたい。

■ 「けものフレンズ」って何?
アニメです。1話30分の3DCGアニメ。
動物が擬人化されたキャラクター「フレンズ」が住むジャパリパークという所が舞台で、主人公は「かばんちゃん」と呼ばれる女の子。
自分が何者かわからない「かばんちゃん」は、サーバルのフレンズ、「サーバルちゃん」と一緒に、「自分が何者か」を調べるために図書館を目指すロードムービー。
旅を続ける二人はいろんな動物の「フレンズ」と出会っていく。「カバ」のフレンズ、「トキ」のフレンズ、「アルパカ」のフレンズなど様々なフレンズの特性に触れながら旅を進めていく。

■ 何がおもしろいの?
・・・・わからない。 説明しづらい面白さがあるのは間違いない。しかしそれを言葉にするのは難しい。
それでも無理やり言葉にするならば、おもしろいというより、「魅力がある」と言った方がいいのかもしれない。
どのあたりに魅力を感じたのか、自分なりに整理してみる。

● どこに向けて投げられた球なのか?
劇中に動物に関する情報を教えてくれるコーナーや、全体的なシナリオの内容からみて子供向けに作られたのかな?
とも感じるし、大人の目線で見ると「かばんちゃん」しか人間らしきものがいない世界観に破滅的な印象を受け、世界観と結末が気になって仕方ない。
逆に言えば、全年齢対象になっていて、誰でも楽しめる作品なのかもしれません・・・。
● 天然なのか、確信犯なのか?
初代トランスフォーマーは天然ですが、カブトボーグは確信犯だと思うんですよね。
物語の独特の構成と台詞まわし、そして不思議でシュールな画面。
これは計算されて作られているのか、全力で作った結果なのかそれがわからない。
それを知る為には見続けるしかない。
● アプリが無い。
元々「けものフレンズ」はゲームアプリやコミックと連動したアニメ作品という位置づけになっていたが、どうやらゲームアプリがアニメの放送を待たずして「サービス終了」しているようなのだ。
つまり、今のブームから「けものフレンズ」に触れた人たちは、この作品に詰め込まれた「謎」のヒントになるであろうゲームアプリに触れる事ができない。ブームになる前にアプリで遊んでた人の話を「伝え聞く」事しかできないのだ。
● 何か待ってる気がする。
全体的にノーテンキに明るい作品である、けものフレンズ。
でも・・・それと同時に作品全体から「ザワザワ」した何かを感じてしまう。
人工物があるのに、「人間」がいない。フレンズたちは「人間」を認識していない。
どう考えても人間は滅んでそうな世界でノーテンキに繰り広げられるストーリー。
そして・・・何かを象徴しているようなエンディング・・・。
僕の中にある「がっこうぐらし」のトラウマがザワザワしてるんだと思う・・・。
そんな感じで、ほんわかコメディなはずなのでニコニコしながら見れない。
言い知れぬ不安と戦いながら、ノーテンキな非日常的なやりとりを見る・・・という恐怖に近い感情がわいて来る。
だが・・・・。
そんな感情を持って疑いの目で見始めても・・・

「わー!すごーい!!」
数話見るだけで、気がつけばサーバルたちと同じ目線でジャパリパークを旅している自分に気づくのだ。
なんだこれっ!!たった数話しか見てないのにもう完全に自分もフレンズになって一緒に旅しているような感覚になってる。
新しいフレンズに出くわしたら、この子はどんなフレンズなんだろー!?ってなってる。
なんだったら、自分最初からフレンズでしたけど?くらいの気持ちになってる。
声優さんの演技とか、音楽とか、風景とか今日朝食べたものとかいろんな物が作用してそうなってるんだと思うんだけど、なんかもうそれもどうでもいいやっ!
そんな事より、山頂でアルパカさんの紅茶を飲みたいわ。

え?なにこれ・・・って最初は思うけど、気がつけばめっちゃはまってる。「けものフレンズ」・・・・。
この物語の結末が一体どういったものなのかはわからない。
だからこそ見ていておもしろいし、次回がすごく気になる。
難しいことはどうでもいい、ただ何も考えずに見てほしいアニメですねw
バンダイチャンネルだと見放題に入ってますし、今からでもサーバルちゃん達を全然追いかけられますよっ!!
ご興味沸いた人は是非見てくださいっ!楽しいですよっ!けものフレンズw
けものはいてものけものはいない。
つづく。