2016年のクリスマスイブ。この日は2年に一度のFFXIVのお祭・・・「東京ファンフェスティバル」の開催日だ。
東京ファンフェスには、日本各地から激しい抽選を勝ち抜いた光の戦士たちが7000人規模で集まる超大規模イベントだ。
この日は基調講演もあり、2017年に発売される「紅蓮のリベレーター」の新情報も公開される。

僕はいつも、仕事や用事で基調講演やPLLが見れない人の為に、新情報をできるだけ早く見られるよう情報をまとめて記事にしている。特に基調講演は真新しい情報が発表されたのでまとめがいもあった。
しかも今回のファンフェス初日は基調講演とPLLが同時に開催される!これは忙しい。
そして基調講演が終わり、いったん記事をアップする。
少し休憩だ・・・

エオルゼア横断クイズが流れているが・・・見てるようで・・・見れていない・・・。
頭の中はこの後のPLLの事でいっぱいだった。
「PLLオープニングの後、ひとネタはさみ すぐ発表になります。」「え?最後の『お知らせ』ではなくてですか?」PLLが始まれば、ついに待ち望んでいた
『瞬間』が来る。
しかし・・・変に心は落ち着いていた。もっと緊張するかと思ったけど全くそんな事はなかった。
ドキドキもしてないし、手の震えもない。
喜びと恐れ、興奮と沈静、期待と不安いろんな感情が心の中でないまぜになっている。

嬉しい気持ちは無くはない・・・しかしそれ以上にあらゆる感情が・・・静かに静かにぶつかり合っているのだ・・・。
そうか・・・この感情はきっと・・・
「心躍る」というやつだ。
そして・・・聞きなれたジングルが響き渡り・・・
第34回プロデューサーレターライブが始まった。ジングルがトーンダウンすると、ゆっくりと吉田P/Dが壇上に上がってきた。
その姿を見て僕は思い出す。
・・・・僕が、初めて吉田P/Dと会った日のことを。
人は 「夢」 をみる。希望・・・ 憧れ・・・
こうなれたらいいな・・・・ こうだったら幸せなのにと・・・・ 人は様々な「夢」を想い描く。
そして その「夢」が「目標」に変わったとき・・・
新しい冒険が始まるのかもしれない・・・・。
この物語は・・・・「ゲームプレイブログのTVドラマ化」 という、 前人未踏の夢に【挑戦】する・・・ひとりのゲームブロガーと、 ひとりのプロデューサーの物語である。
暑い・・・これなんだっけ・・・?シティバーストげんしょう? クーラーの室外機の熱が~ってやつかな。
京都も蒸し暑いけど、東京もたいがいやで・・・。
僕はぴぃさんにとってもらったビジネスホテルのチェックインを済ませ、待ち合わせのロビーへと降りていった。
この日、僕は初めてリアルでぴぃさんと会った。スーツ姿の想像通りの人だった。でもこれは楽しいオフ会というわけではない。
僕らのこれからが決まる大事な決戦前夜なのだ。もう夕方だったので、僕はぴぃさんに連れられて喫茶店に入り少し話をした。
明日のSQEX訪問の件。気をつけなければならないこと、何を話すか、簡単な作戦会議のようだった。
SQEXへの訪問は明日の 29日 だ。前日に上京した理由は、脚本家リューハラさんの手がけた舞台を見に行くため。
作戦会議が終わり、僕とぴぃさんは劇場に向かい、リューハラさんの舞台を見た。
これがまたおもしろくって、笑ったりほろりとしながら楽しんだ。

舞台が終わった後、リューハラさんも合流してイタリア料理店でお酒を飲みながら食事をした。
リューハラさんは人当たりもよく、話しやすい人だった。
当時ポケモンGOがリリースされたばかりで、新宿御苑のまわりは遅い時間にも関わらず人が多かった。
みんなスマホを片手に現実には見えない何かを探している。
そんな風景を見ながらこの日は解散となった。

僕はビジネスホテルに戻り、お風呂を済ませ、ベッドに横たわった。
すげーダブルだぞー・・・。
時計を見ると0時前・・・。
今頃 エオルゼアではみんな楽しく遊んでるんだろうか?みんなには余計な心配をさせたくなかったので、SQEXに行く事を話していない。
吉田さんに会ってくる!って言ってたら・・・みんなびっくりしただろうなあw
あれを調整して!って言ってきてください!これを実装して欲しいって伝えてください!みたいになってたかもw
お酒もほどよく回っていて、ホームシックみたいな気持ちになってたのか、ツイッターでみんなのツイートをくるくる回しているうちに気が付いたら寝ていた。
そしていよいよ運命の7月29日。午前中は、講談社へご挨拶。僕が上京するってなもんで、ぴぃさんはびっちびちにスケジュールを組んでたw

書籍化を担当してくれているタカダさんと会う。
とても穏やかで、やさしい笑顔で話を聞いてくれた。
「楽しい本になりそうですね。」と柔らかい笑顔で言ってくれた事を、僕は一生忘れないだろう。
講談社を後にして、僕たちは東新宿へと向かう。
・・・・いよいよだ。いよいよ吉田P/Dから最終承認を頂く為の・・・最後の戦いが始まる・・・。
「話の流れによってはブレイクもありますので、気を抜かないように注意ですよ。」「はい・・・。ぴぃさん・・・無いですね。」「何がです?」
「セーブポイント・・・。」「無いですよw」「ファミコン版FFⅢのクリスタルタワーを思い出しますね。」
ファミコン版FFⅢのクリスタルタワーは長い時間をかけて・・・強敵に怯え、泣きながら奥へ奥へと進んでいく・・・。
いくつもボスを撃破して・・・最後のボスの前にたどり着く・・・。
しかしそこにセーブポイントは無い。ここで負けたら・・・全てが水泡と化す・・・かけてきた時間・・・かけてきた想いその全てが消える。
ドラマ化への道のりもそういう戦いだったように思う。
何度も何度も壁にぶつかったけど、たくさんの人の力を借りてここまでこれた。
僕らはみんなの想いを背負っているのでここで倒れるわけにはいかない。
僕らが毎日駆け回る世界を作りし者との邂逅。どこの攻略サイトにも攻略方法は載ってない。
完全初見にして、敗北は許されない戦い。光のドラマ化計画ラストダンジョン・・・。
SQEX本社・・・!!近代的な設備が施された扉が今開く・・・そこで僕たち二人を待ち受けていたものは・・・っ!
「ぴぃさん!!あぶないっ!下がって!!」
スライムがあらわれた。えっ!?ええっ!!?
こっからなん!?こっから倒していかなあかんのっ!? ボスの部屋までどれくらいあるのっ!?
・・・っていうか完全に気が抜けてた!
ここはSQEX本社である。
そりゃスライムくらい徘徊していて当然だろう。ほんでこの状況で見るスライムめっちゃ強そうやしっっ!!その目が異様に怖いっ!!
脳内で再生されるDQ1の戦闘BGM・・・・!!
もうやるしかない・・・ひのきの棒すら持ってないが・・・・
ここで負けるわけにはいかないからっ!
「マイディーさん、そのスライムは倒さなくていいやつです。」「たおさなくていいやつかっ!」きっと受付にスライムを置いた人は、かわゆ!って思って置いたのだろう。
まさかここにやってきた冒険者達ににここまでプレッシャーを与えているとは思ってもいないはず。
できれば初見の人の為に「たおさなくていいやつです。」って書いておいてもらえるとありがたいと思います。

ビジターの紋章をぴぃさんからもらい、廊下を進む。
指定された応接室が見えてくる・・・・。時間よりも少し早い。

ここで少々お待ちくださいと応接室に入れてもらう・・・・。
すごい・・・こんなにも応接室が・・・応接しまくりじゃないか・・・。
応接室は特別に何か特別なギミックがあるわけではなかった。シーンと静まり返る応接室。
なんとも言えない時間が過ぎる・・・。
するとぴぃさんがボソッと僕に耳打ちした。
「僕、前来た時・・・チョコボの壁紙の部屋でした。」えー!なにそれっ!?ぴぃさんなんで今僕を悔しがらせようとするのーっ!?
っていうかそれほんまに?っていうか今その情報いいわっw
待つこと数分・・・廊下の向こうから
聞きなれた声が聞こえてくる。
き・・・
・・・・・・きた。
応接室のドアが開き、よくよく知っている人が入ってくる。
「マイディーさん、はじめまして。
FFXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田です。」「はじめまして、マイディーです。」緊張は全然しなかった。それくらいフランクな聞きなれた声だった。
僕は吉田P/Dと名刺の交換をした。
「遅くなってすいません、せっかくマイディーさんが来てくれたのでお土産を探してまして・・・どうぞ。」そう言って吉田P/Dは僕にSQEXの紙袋をくれた。
あけてみると・・・・
「モーグリの懐中時計」だった。や・・・やさしっ!!「ありがとうございます!」そんなやり取りの後、僕らは着席し会談がはじまった。

まず、吉田P/Dは僕のブログ
「一撃確殺SS日記」について語り始めた。
以前るーしーから伝え聞いた話・・・旧時代からずっと読んでくれているという事を直接聞かせてくれた。
吉田P/Dが語る「一撃確殺SS日記」の話は驚きが隠せないものがあった。
文章には「行間」というものがある。文章の表面には現れない、その文章を書いた作者の
「真意」・・・それが「行間」と呼ばれるものなのですが・・・
吉田P/Dは、あの記事を書かれたときは、こういう想いで書いてらっしゃたと思うのですが・・・と次々と各記事に込めた「行間」を正確に言い当ててくる。こんな事は僕自身初めてだった。
6年もの間・・・そこまで深く深く読んでくれていたのかと・・・涙が出そうになった。
そして、その話の中で、僕が非対面にこだわっている本当の理由も言い当てたうえで、どうしても
「会わなければならなかった理由」があった事、その理由を説明してくれた。
吉田P/Dが知りたかったのは・・・僕自身の「覚悟」だったのだ。有名になったら叩かれるかもよ?とかそういうレベルじゃない。
TVメディアという最大級のメディアで「オンラインゲーム」を扱うということ。
大きなお金と人が動く「TVドラマ」を作り上げるという事。その重みを背負う覚悟。
僕が長年積み重ねてきたポリシーを破ってでも
前に進むんだと言う「覚悟」はあるか?それを知りたかったということ。
考えて見ればそれを見たくて当然だろう。
そんな大きな戦場に、自分が血肉を削って鍛え上げた「FFXIV」という武器で戦いに行くっていうのだから。
人生はおもしろい。なんだこれは・・・。
今思えば、僕は二人乗りチョコボが欲しかっただけだ。それがきっかけで、父をエオルゼアへいざない・・・・父との関係が修復された。
今度はそれを見た人が、それをドラマにしたいと言ってきて・・・
気が付けば二人乗りチョコボのうしろに・・・ものすごいものを乗せて走ってた。
本当に人生はおもしろい。

そして僕の人生をおもしろいもの、有意義なものに変えてくれたのは
「オンラインゲーム」だ。
僕はオンラインゲームが好きで、その気持ちは昔から変わらない。
その楽しさと可能性を万人に伝えたい。
「オンラインゲームというのは悪い事ばかりじゃないんだよ。
考え方や受け取り方、活かし方で 人生においてこんなに素晴らしい物になるんだよ。」それが世間に少しでも伝えられるのであれば、それでこの世界がより輝くのであれば、僕はここで散ってもかまわないという覚悟を持って仲間と一緒にやってきた。
だから僕は今、大事にしてきたポリシーを折り、ここにいる。その事を僕は吉田P/Dに伝えた。
「わかりました。がんばりましょう。」
「よろしくお願いします!」僕達の覚悟は認められ・・・
僕はこの日、吉田P/Dと握手をした。それは6年もの間、続けてきたキャッチボールの結果でもあった。
握手なんて何年ぶりだろう・・・・。
そして・・・・
今回この記事を書くにあたり、ユーザーブログとしては前代未聞の異例ではございますが・・・ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターである
吉田直樹氏 ご本人様よりメッセージを頂きました。マイディーさんのブログである「一撃確殺SS日記」をご覧のみなさんこんにちは。
株式会社スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーXIV
プロデューサー兼ディレクターの吉田です。
僕もかつてはオンラインゲームをプレイしながら、その情報や攻略記事をWebにまとめ、多くの人たちと一緒に「オンラインゲームを徹底的に楽しむサイト運営」を行っていました。それが今ではオンラインゲームのプロデューサー兼ディレクターとして、一個人のブログに文章を寄せるのは、なんだか妙な気分です……。
ちょっと禁じ手のようにも感じますが、
今回は「同志」としてコメントを書かせていただいています。
僕が対外的に”旧FFXIV“を引き継いだのは、2010年の12月10日のことです。色々なところで、その頃の状況をお話ししたり、コラムにしてきましたが、実はひとつだけ触れていないことがあります。
前述したように、僕は自分でもWebサイトを立ち上げ、オンラインゲームサイトの管理者をやってきたので、とても気になっていたのが”FFXIVというゲームのWebコミュニティはどうなっているのだろう?”ということでした。

当時のFFXIVはネットを開けば罵詈雑言の嵐で、自業自得とは言え、それらを見ることは、あまり精神衛生上良くないことでしたし、前を向いて改革を進める以上、今を悲観しても仕方ない、という気持ちもありました。ですが、プレイヤーである皆さんが僕のことを知らないように、僕もみなさんのことを知りません。
これでは、健全なオンラインゲーム運営はできないな、ということで、数々の個人サイトめぐりが始まりました。
一撃確殺SS日記を拝見したのも、その時が最初です。同様に今でもサイト運営を続けてくださるプレイヤーの皆さんは、この時期やたらとスクエニ社内からのアクセスが増えたことに、気づいていらっしゃったと思います。
そこには、プレイヤーのみなさんそれぞれの想いが、様々な形で綴られていました。
「みんな色々言うけど、楽しくて遊んでるんだから、ほっといてくれ!」
「悪いところもそりゃいっぱいある。でも良いところがないわけじゃない!」
そうした声は本音だったのかもしれませんが、僕には悲鳴にも見えてしまいました。
プレイヤーの方に、こんな想いをさせてしまってはダメだと、改めて旧FFXIVの改修へと向かう原動力にもなりました。

時は流れ、FFXIVが”新生”しても、僕のサイト巡りの日課はあまり変わりません。変わったことと言えば、海外出張や移動が多くなり、スマートフォンでのアクセスが大部分になったことと、謎の海外IPのアクセス履歴が増えたであろうことくらいでしょうか(笑)
新生の大混雑が一段落して、僕はかねてから思っていた、次の施策を進めたいと思うようになりました。それは「コミュニティサイト」と呼ばれるものです。海外のオンラインゲームでは当たり前のようにある文化なのですが、日本には根付いていませんでした。まだ旧FFXIVの改修中に、この件について調べてみたのですが、FFXIが最盛期だった頃、試みはあったようですが軌道には乗らなかったとのこと。
当時の日本のオンラインゲームコミュニティは、今よりも随分閉鎖的で、運営と接触のあるサイトさんは、叩かれるような傾向があったそうです。海外では応援してくれるサイトさんをしっかりメディアの一つとして扱い、なれ合うのではなく、対等に話をする場を設けています。
日本でも、なんとかもう一度これにチャレンジしたいという思いが、「14時間生放送へブロガーさんたちをご招待する」という企画となり、一歩目を踏み出すことになりました。

もちろん、マイディーさんにも招待状をお送りしました(恐らくいらっしゃらないだろうな、とは思っていました)。
やはり、Twitter経由のDMでは返事をいただけず、後日ブログ上でお返事をいただくことになりました。
この頃、すでに「光のお父さん」計画はスタートしており、その完結の際にはついに「ゲーム内メディアインタビュー」まで勝ち取ったマイディーさん。
オンラインゲーマー(オンライナー)として、「どこまでいけるか」にこだわりがあっても不思議じゃないな、とそんな風に見ていました。

そんな折、宣伝担当経由で「光のお父さんTVドラマ化」の企画提案がスクウェア・エニックスに持ち込まれ、当然僕にも報告が来ます。
最初の感想は「こりゃまた、随分高いハードルに挑戦するなあ」というものでした。
ですので、返事は即決で「進めてください」だったのです。
光のぴぃさんの中でも語られていますが、あらゆるメディアの中で、「TVドラマ化」と「映画化」は恐ろしく障壁が大きく、マイディーさんはもちろんですが、「ぴぃさん」という人物が、どこまで本気なのかを見たかったというのが最も強い動機でした。
僕はやると決めたら、何事も本気で!という人間なので、決まったら最大限の力添えをさせていただくつもりでしたが、単なる話半分なら多くの人に迷惑がかかるので、それを見極めるつもりでした。

ところが、これらの障壁を乗り越えるべく、凄まじい勢いと情熱、創意工夫でぴぃさん、マイディーさん、じょびのみなさんは、それぞれの分野で限界突破の快進撃を始めます。
たぶん、「できるかどうか」ではなく「やる!」という意思で動いているんだろうな、と経過報告を受けるたびに、お会いしたことのないマイディーさんの顔が思い浮かびました(正確にはミコッテのマイディーさんの顔が)。

製作委員会の骨子がほぼ固まり、あとはスクウェア・エニックスの最終承諾というところまで漕ぎ着けたみなさん。ですが、僕としては、実はここからが最も難しいと思っていました。地上波のTV放送となれば、実際に動くお金の額も尋常ではなくなり、法務的な契約面でもハードな交渉が必要になります。このために、何百人もの人の時間が使われ、ぴぃさんは色々なところに頭を下げて歩くことになります。
さらに言えば、TV局の重鎮たちは、オンラインゲームなどに理解はないでしょう(TVの制作業界では多少和らぐと思いますが)。彼らは「原作者が顔を見せない?何様のつもりだ」と言うかもしれません。
その時こそ、僕の出番が来るのかな、と思っていたのです。

しかし、僕自身、マイディーさんとはお会いしたことがありません。
なるほど、ポリシーはわかった……。しかし、たくさんの人を巻き込み、未だ古い慣例が跋扈するメディアでの勝負です。このドラマ化で人生が変わってしまう人だっているかもしれない。
だからマイディーさんに、ひとつだけ直接お聞きしたかったのです。
「その覚悟はありますか?」と……。
その顛末は、どうぞ「光のぴぃさん 第14話」でお確かめください!
(ここに”14”話を持ってくる辺り、さすがですw)

そうそう、時系列が前後しますが、「光のお父さん TVドラマ化決定」をお知らせできて、僕はとても嬉しく思っていると同時に、ちょっとした嫉妬も感じています(笑)
僕はオンラインゲームが大好きで、マイディーさんにも負けないくらい、と自負していますが、マイディーさんたちが成し遂げようとしていることは、まさに前代未聞で実にFFXIVらしいなと思うのです。
僕も撮影や製作に参加したかったなあ……という思いは消えないのですが、アレコレ口出しさせていただくのが精いっぱいでした(うるさくてスミマセンでしたw)。
オンライナーたちが、情熱の元に集い、作り上げた作品の放送までもう少し!
みなさんぜひ楽しみにお待ちください!
P.S.
寄稿に際して、マイディーさんから二つご質問を受けましたので、この場をお借りしてお答えしておきます。
・吉田が思うオンラインゲームの持つ可能性や未来への希望
希望は確実にあると思います。今回のドラマ化や、ファンフェスなどで、特にその「希望」を強く感じます。しかし、それをゲームとして、内容と収支のバランスを保ち、具現化するのがとても難しい時代になったこともまた事実です。僕はこの先もFFXIVを続けながら、もっと具体的にそれを示せるまで、この世界で頑張ってみようと思っています。
もちろん、これからもプレイヤーのみなさんと一緒に!
あとは……死ぬ前にもう一本くらい、新しいオンラインゲームを開発したいなぁ、とは思います。
・好きなガンダム作品は?
え?ファースト以外に何が……
あ、逆襲のシャアも大好物です。セリフ全部言えます!
(すいません、リアルタイム世代なので、これを上書きできる作品は他にないです)
- 年末年始のお忙しい中、わざわざご寄稿頂き、ありがとうございました。やっぱりファーストですよねw -
承認を頂いた後は、旧時代の思い出話に花が咲いた。吉田P/Dがやってきた頃の話、あの頃僕らはどう思っていたか。
エオルゼアを作り直すと聞かされた時、僕達が何を思ったか。
その頃の記事で吉田P/Dが一番印象に残っている記事の話。
そして・・・カルテノーの戦いの思い出話。
初めて会うのに、止まらない数々の昔話。
ぴぃさんも交え、時間を忘れて語り合った。
そうそれはまさしく・・・オンラインの先にある世界でした。気が付けば、予定時間を大幅にオーバーし会談は終了した。

無事、吉田P/Dからの最終承認を受け、SQEXも製作委員会参加の準備を始めてくれる事となった。
これでついに、【光のお父さん製作委員会】が結成される。キャスティング、スタッフィングが済めば、いよいよ撮影も始まる。
プロモーションの草案も早急に作ってすり合わせていかなければならない。
これからもっともっと忙しくなるだろう。

本当に、いろんなことがあった二日間だった。
帰りの新幹線でシウマイ弁当を食べながら、僕は色々考えた。
「頑張れば、夢は叶う。」子供の頃から嫌と言うほど聞かされてきたフレーズ。
たくさんの漫画やアニメ、歌・・・色々なもので聞かされてきたフレーズ。
そうそう現実は甘くないよ、頑張っても夢は叶わないさ、馬鹿馬鹿しい。そう思ってた時期もあった。
でもそれは、ただ単に「頑張る事から逃げる理由」が欲しかっただけなのかも知れない。「頑張れば、夢は叶う。」実はそれこそが本当の・・・現実だったのか。誰に何を言われても、ただひたすらにブログを続けてきて良かった。
僕は、この日初めて・・・心の底からそう思えた。

光のお父さん製作委員会は無事結成され、リアルパートのキャストも決定。
いよいよリアルパートのクランクインを目前に控えたある日・・・
演出部からの指摘で・・・とてつもない
「落とし穴」 が発見される!!
「このドラマには・・・回想パート、リアルパート、エオルゼアパートの3つだと考えていました・・・でも・・・実は 第4のパート が必要だったのですっ!」クランクイン2週間前に発覚する大問題。 マイディー不眠不休の戦いが始まる・・・。
次回、光のぴぃさん第15話「それ・・・・誰が作るんです・・・か?」おたのしみ!
つづく。
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)