
クマナミ広場での悪さは許さないであります!!
今日はまたまたティアラコンチェルトであります!!
クモナミ広場はみんなの広場!!
その平和をみだすあくとうは、このマイディー軍曹が死を持ってその罪の重さを思い知らせてやります!!
そんなわけで今日も、あくとうを探して尽力するでありますよ!

「というわけで、お仕事ください!たいちょうどの!!」
「え?無いけど・・・」
「無いとはどういうことでありますかー!」
「平和だしねー・・・」

「お言葉ですがたいちょうどの!どんな小さな悪でも見逃せばやがて大いなる悪に成長するであります!」
「とは言ってもねえ・・・平和だからねえ・・・」
「そこをなんとかお願いするでありますー!!」

「そう言えば・・・留蔵さんの楽器が無くなったとか言ってたかな・・・?」
「窃盗事件でありますか!?」
「いやー・・・届けは出てないけど・・・こりゃ妖精の仕業だっぺとか言って笑ってたなあww」
「謎が謎を呼ぶ奇怪な事件であります・・・妖精・・・・」

「じゃあ無くなった楽器探してくる?頼まれてもいないけど・・・」
「かしこまりまり!たいちょうどの!必ずや犯人を見つけ死罪を与えます!!」
「そこまでしなくていいけど・・・天気もいいから行っておいで」

というわけで森へやってきたでありますが・・・
たいちょうも人使いが荒いでございますなー・・・・。休み無しでありますからなー・・・。
たまには休みたいものであります・・・。

しかし・・・妖精の仕業と言っても・・・非現実的でありますな・・・
これは留蔵氏の比喩かも知れないであります・・・。
実際は楽器を窃盗し、外国に売る組織的犯罪かもしれないであります・・・。
という事は・・・この事件の裏には窃盗団が暗躍している可能性が高いであります!!
楽器を売ったお金で麻薬を買い・・・・クモナミ広場で捌く計画でありますなっ!!

そしてその資金はやがて銃に変わり・・・クモナミ広場の平和を乱すテロへと発展する可能性があるであります!!
今のうちにこの悪魔の計画を阻止しないと・・・!!みんなの命が危ないであります・・・!!
留蔵氏ものんきに「妖精の仕業だっぺ」とか
言ってる場合では無いであります!!
そんな非現実的な!!平和ボケであります!!
この事件の裏には大きな悪が潜んでるでありますよー!!
ガサゴソ・・・・

人の気配がするであります!
窃盗団のお出ましでありますなっ!!

ぷぷぷ~♪ ぷぷぷ~♪

あはは!この楽器で美しい音楽を奏でて、森の動物達をダンスパーティーを開こうかしら~^^
いいもの拾ったな~っ!!
うふふ!あはは!!


あれ?あなたはだあれ?あたし!妖精のリルリルっ!!
まだこの広場に引っ越してきたばっかりなのー!
この広場って!綺麗ねっ!
ねね!お友達になってよ!!

黙れ。悪党。
ひらひらの服着てたら許されると思ってるでありますか。
綺麗な羽が生えてたら許されるでありますか。
否、悪は悪。死罪は平等に!!

「私はお友達になりたいだけなのに~」
「貴様が100の肉片になるまで、鉛弾の雨がやむ事は無いであります。」
や・・・やめろー!!

「リルリルちゃんをいじめるなー!!」
「も・・・森のみんなー;;」
「ここはぼくらにまかせて逃げるんだー!!」

リルリルちゃんはなー!お腹がすいたぼくらに食べ物をわけてくれたんだ!!
すごくやさしい妖精なんだー!!

自分だってお腹がすいてるのに・・・ぼくたちに食べ物を分けてくれたんだ・・・・
それからも・・・なかよくしてくれて・・・・
「そ・・・そうなのでありますか・・・・」
「うん・・・だからもう乱暴はやめてよー!!」
「そっか・・・そういうことなら・・・」

貴様らも仲間でありますな。容赦しないであります。
「ええ~><」
そんな事は悪罪を働く理由にはならないであります。
自分の完全正義はそんな話でブレないであります。
悪を庇う者もまた悪。死ぬであります。

逃がさんであります。
留蔵氏の笛を金に換え、その金でテロを起こす・・・
そんな事許されないであります!!
その笛を取り返し、妖精には死罪を与えるでありまーっす!!

「リルリルちゃん!あいつ絶対頭おかしいようー><」
「もう逃げ切れないよう><」

「もうその笛を置いて逃げようよーっ><」
「で・・でもこれはとっても気に入ってるの・・・」
だって・・・・

この笛を売って・・・麻薬を購入し・・・それを捌いて銃を買い・・・・・
テロを起こして・・・クモナミ広場を滅ぼす・・・
我等は優れた民・・・人間どもにそれを知らしめる・・・
あのシンフォナーも懐柔し・・・広場の情報を引き出そうとおもったが・・・
邪魔をしおって!このクズども・・・
貴様らには期待したんだがな・・・もはや騙して利用する価値も無い・・・
とんだ腑抜けだったか・・・
もうよい・・・ここからは我一人で聖戦をなす・・・

リルリルちゃーん><

言わんこっちゃないであります!

どんな小さな悪もやがてそれは雪だるま式に大きくなるであります!
これぐらいはいいだろう。
落し物を交番に届けなくてもいいだろう・・・ねこばばしよう・・・。
そんな気持ちはやがて大きな犯罪になる。
悪の道は急な坂道、一度踏み外すと一気に大きな悪ダルマになるであります!!
どんな悪も小さいうちに殺し平和を守る。
それが完全正義の道であります!!

「おのれ~!シンフォナーめ~!」
「クモナミ広場はみんなの広場・・・!!」

「妖精リルリル!!3月13日16時43分・・・」

拾得物横領の罪で・・・!!

死刑であります!!
「うぎゃー!!」

落し物は・・・交番へ・・・であります。
来世があれば、肝に銘じるでありますな!!
よしっ!!

勝ったであります♪

勝ったであります♪
ようせいだからといってゆるされるとおもったらおおまちがいでありますっ!!
任務完了!!これより帰投するでありますっ!!

「留蔵さんが笛見つけてくれてありがとだっぺ~って堂島ロールをくれたわよ・・・私が全部食べたけど。」
「そうでありますか!良かったであります!!」
「今日は任務無いわよ・・・!」
「そこをなんとか・・・!!頑張りたいであります!!」
「それにしても・・・」

平和な街ねえ・・・・
つづく。