
エレメンタリスト!
自然の精霊との共鳴から力を得、その力で敵の猛攻を凌ぎ、仲間を援護する。
時にそのエネルギーは、相手の体力、魔力、精気、全てを支配する!!
ここに一人のエレメンタリストがいた。
名を「ゆにば」。
人は彼女の事を生暖かい目で見ながら・・・こう呼ぶ。
「だめエレのゆにば」と!!

守護 「ゆにばさん、アレですわ。そろそろ回復するために、生命さん呼んだ方がいいですわ、あの人。」
ゆにば 「・・・・。もうちょっとやれる。」
守護 「いやいやいや、無理したらあきまへんって!あれでっしゃろ?苦手なだけでっしゃろ?生命の人が。」
ゆにば 「あいつ・・・うるさいし・・・」
守護 「せやかて、呼ばんとあきまへんって・・・呼んでおくれやっしゃ、ほんま・・・心配ですねんって!」

ゆにば 「!」
守護 「ほらっまた沸きましたでっ!はよっ!はよしよしっ!はよせんと、また画面が赤なってぐぅわーーーーってなりまっせ!はよっ!」
ゆにば 「・・・・・;」

ゆにば 「・・・・生命の人・・・・来て・・・ください・・・」
守護 「え?そんな呼び方で合ってます??ほな精霊は2つ出せへんので、僕は下がっときますねっ!」

生命の精霊!!
生命の精霊は召還すると体力を回復してくれる、ゆにばさんの心強いパートナーの一人!
どんなに傷ついた体も生命の精霊は癒してくれるのだ!!

ゆにば 「・・・・・回復・・・よろしく・・・」
生命 「まあ言われんでも回復はするわな・・・。それが私の仕事やさかい?それはするわな・・・」
ゆにば 「・・・・・なに?」
生命 「それはそーとな、あんたアレ出したんかいさ?」
ゆにば 「あれ?・・・あれってなに?」
生命 「あんたな・・・アレやがなっ!!源泉徴収票やっ!!」

ゆにば 「・・・・今、ゆわんでええやん・・・」
生命 「今ゆわんといつゆーんなっ!ええ加減にしーやっ!?
ヴァルキオン連合にアレ出さんと、あんた給料もらわれへんやんかいさっ!」
ゆにば 「今、戦ってるときやん。今ゆわんでええやんか・・・」
生命 「あんた昔っからそれやな?なんでも後で後でや!すぐやったためしあらへん!」

ゆにば 「でも、あれ、5日まででえーって言うてはったし・・・若本さん。」
生命 「あんたアホやなあ。源泉徴収票みたいなもんすぐでーへんでっ!すぐ出してもらえるかいな、そんなもんっ!前の職場に電話してしてもらわなあかんねんっ!もーほんまアホやわあんたわ!」
ゆにば 「・・・・もう・・うっさいねん」
生命 「うっさいってなんやっ!!あんたがちゃんと源泉徴収票もろてこーへんし言うてるんやろっ!」

ゆにば 「もーええやん・・・するやん・・」
生命 「あんた、また若本さんに怒られるわ。あっちは出したんか?給料の振込先のやつ!」
ゆにば 「・・・・まだや・・・」

生命 「ちょもなっ!ちょも、なんでやのっ><」
ゆにば 「・・・通帳印がどっか・・・いったんや」
生命 「電話の下のちーちゃい引き出しやっ!」
ゆにば 「・・・あ」
生命 「あ!ちゃうわっ!あのちーちゃい引き出しに大事なもん全部入れとく言うたやろっ!もーほんま。もー。しっかりしよしっ!」
ゆにば 「もうわかった。・・・わかったって・・」

生命 「あんた・・ほんまはアレやろ?
前働いとったローソンに源泉くださいって電話するん嫌なんやろ?」
ゆにば 「ちゃ・・ちゃうわ・・・。」
生命 「あんな辞め方したからわかるけどな・・・折角新しいヴァルキオン連合に雇ーてもろたんやし、ちゃんとやる事やらなあかんの・・・・わかるやろ? また前みたいな事になるで・・・・私はそれが心配やわ。」
ゆにば 「・・・・。」
生命 「もー・・・私がローソンに電話しといたろか?」
ゆにば 「ええわ・・・自分でするし・・・」

生命 「ほな・・・そうしよし・・・。店長とあんまり話したくないやろけど・・・このクエ終わったら、すぐ電話して源泉もろとくんよ?わかった?」
ゆにば 「・・・・うん。」
生命 「ほな、時間やし行くわな。」
ゆにば 「・・・・・・・・うん・・・・」
生命 「 ^^ 」

ゆにば 「・・・・・・ありがとう。」

守護 「あ・・・どうでした?生命さんなんかゆーてはりました?」
ゆにば 「・・・・別に・・・」
守護 「そうでっか・・・何か疲れた顔してはるし、今日はもうクエ辞めときましょか。あ!もう終わってますやん。もう今日はこれくらいにして取引所行きましょ取引所。新しい服あるかもしれませんしねっ!元気だしなはれやっ」
ゆにば 「・・・うん。」
守護 「ほな、これ使いましょ!さっき拾た、なんか街にびゅーん帰る奴。これで帰りましょ。楽ですし。楽。」
ゆにば 「・・・・・・・・その前にちょっと前の職場に電話1本しとくわ。」
守護 「え!? 大丈夫ですかっ!?」
ゆにば 「・・・源泉・・・もらわなあかんしな。」
守護 「そ・・・・・・そうでっか。 ほな・・・・せや、僕ちょっとおしっこしてきますわ。おしっこ。」
ゆにば 「・・・・はい」
果たして、ゆにばがローソンを辞めた理由とは!?
TERAともエレメンともまったく関係ないところで、ストーリーは進んでいくのであった。
つづく。