ブログは僕のライフワークなわけですが・・・。実はもうひとつ生涯かけてやり抜こうと思っている事があります。
やり始めたのは、2009年の10月下旬くらい。そうか・・・もうすぐまる6年になるのか。
それが何かと申しますと・・・
「ECOのキャラクターをパーティーキャッスルに移植するという作業。」です。
古くからの読者の人は、
「え?まだやってんのっ!?」って思われるかもしれません。
ええ、この5年間ずっとやり続けてるんですよ。この誰にも評価されない孤高の作業。
ええ、この5年間ずっとやり続けてるんですよ。やりこむ時は1日5時間くらいかける時もあります。

いまや知らない人もいると思うので、簡単に説明すると、絵がかけない人でも簡単に3Dグラフィックのアバターを作ることができてそのキャラを動かしてチャットして遊びましょー!っていうFF14が始まる前にスクエニが運営してたオンラインゲームです。
もう数年前にオンラインゲームとしてのサービスは終わっていますが、スクエニさんはオフラインでもキャラクターを作ることができるようにしてくれたんですね。
ですのでPCさえあれば一生遊べるわけです。

僕が行っている作業は、他ゲームのキャラクターのSSを撮り、それを白紙のキャラクターに貼り付け再現していくという作業です。

てなわけで、最初に移植しよう!と決めたのが、このECOの自キャラであるマイドさんなんですね。
パーティーキャッスルのエディット機能は、使い勝手も悪くデフォルトだと自由度もあまりありません。
その制約の中で骨格の違うキャラクターを移植するというのは非常に困難。
これがパーティーキャッスルで最初期に作ってたマイドさん。がんばってた・・・・。このギャザとかはずかしい。

納得の行く形を求めて、手書き(マウス)を始め、手を加え始めたあたりから、なんだか「職人根性」のようなものが芽生え始める。
数々の技術を編み出し、独学でがんばり続けたんですよね。

髪と顔を別パーツで作るので、顔のSSを撮る時に髪が入らないようにヅラをかぶってSSを撮る技術とか。

サイトを巡って知ったテクスチャーの高画質化とか。
もうパーティーキャッスル以外ではほとんど役に立たない技術を5年かけてコツコツと育てていきました。

新しい技術を身につけたり発見したりするたびにリファイン。リファインリファイン・・・!!
徐々に精度が上がっていく。でも骨格が違うので100パーセントの移植は不可能。
どうすれば本物に見えるのか?本物に近づけるのか?それだけを追求し続ける。たぶんMMDとか他の3Dソフトを使えば限りなく本物に近いものが作れるだろうけど、パーティーキャッスルにこだわり続ける。
なぜか!?
いまさら新しい技術を覚えるのがめんどくさいからだっ!だからきっとこれからもパーティーキャッスルで精進し続けるのだろう。
そして、ファミコン末期に発売されたような、え?これ8ビットなの!?みたいなゲームのように、え?これパーティーキャッスルなの?っていう制度のものを作りたい。
そう思って5年間続けてきました。
5年間周年で作業を続けてきました・・・。
そして・・・先日・・・ついにっ!!PCの操作ミスで・・・・5年間かけて作ってきたデータがぜーんぶ消えました。
5年間かけて努力を重ね、作ってきた数々の作品、データ・・・・。まるっと消えて初期状態。ほんとね、気がついたらね、ぽとぽとって・・・ぽとぽとって涙がこぼれてた。
悲しいから泣くっていう意識もなくね、呆然としてたらね、目から水が流れてくるんですよ。
僕・・・泣いてるんだ・・・って思ったw
頭の中は真っ白、アバターもまっしろ・・・。ほんとにほんとにコツコツやり続けてたから・・・・。
ものすごいショックだったのに・・・無意識の涙がこぼれるくらいなのに・・・
この時なぜか僕の中で自分でもびっくりするくらい前向きな感情が出てきたんです!
「また、いちから作りなおそーっ」リカバリとか考えず、新しく作り直そう。技術も上がってるはずだし、もう一度いちから作ると前より精度の高いものができるはずだ!
みたいな・・・・。

作業はいちからだけど、手についた技術を失なったわけではないので、脅威のスピードで普及していく。
なおかつ、前から気になっていた輪郭の微調整を行い、その輪郭線にそったバランスを考えてパーツを配置。
根本的なリファインを行う。洋服のデータは古いのが奇跡的に残ってたのでそれを着せてバランスを保つ。
最終的には全身を改修し前よりもグレードを上げていこう。
なるほど。きっとこれは完成させる必要はないんだ。データが消えてショックを受けたけど、技術は無くならない。
例えそれがよそでまったく役に立たない技術でも、技術が蓄積されていく事に快感を覚えているんだ。
物をつくる事がもともと好きだけど、完成させる事が好きなんじゃなくて作ることが好きなんだな。
だからきっと僕は一生パーティーキャッスルを遊ぶような気がするw
これは僕のライフワークだ。
つづく。
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)