
なんとなく見たくなったんですよね、ザブングル。
カッチカチやで!の方じゃないですよ、富野アニメの「戦闘メカ ザブングル」です。
ザブングルは好きなのですが、今まで飛び飛びでしか見た事なくてもなんとなく、1話から最終回までの流れは知っていたので一気見した事なかったんですよね。なのでなんとなく見始めたら・・・おもしろいのなんのってw
ほんと止まらなくなって、最後まで飽きずに楽しめたw 50話もあるのにねw
そして「ザブングル」という言葉の意味を調べた時、さらにこの作品を好きになってしまったw
・・・・というわけで!本日購入いたしましたのはっ!!

バンダイ 超合金魂 アイアンギアー です。
アニメを再び見始めた時は、ハイメタルRのザブングルかギャリアどっちか買おうかなとか思ってたんですが、ずっと見ていくうちに・・・やっぱりこれが欲しくなりましたね、アイアンギアー。なんと言ってもアイアンギアーは俺たちの家。 ザブングルはこのアイアンギアーを主としたロードムービーといってもいいですからねー。これが欲しくなっちゃったw
超合金魂自体、久しぶりに買ったなあ。アウトレットで1万円くらいでした。かなり相場より安くて良かったw
じゃああそぼー。

まずはランドシップ状態のアイアンギアー。
そうそうこれこれー!これよこれー!というかかなり大きい・・・w 全長45cm!!
ザブングルに出てくるメカって、ボトムズとはまた少し違った鉄臭さがあっていいんですよね。
このアイアンギアーは、主人公のジロンたちが暮らす地上戦艦。その大きさは、168.7m。
燃料はなんとびっくりガソリンですよw この世界の機械は全部ガソリンで動く。
付属品もかなり充実!

彩色済みの同スケール(?)ザブングル、サブザブングルに加えて、ギャリアやガバンクラスのランドシップも付いてくる。
さらにさらに嬉しいのは、単色で組み立て式ではありますが、ウォーカーマシン各種も付いてくる。これは豪華だ!w

並べるだけで楽しいw
そしてこれらをっ!!アイアンギアーに設置する事でーっ!!

はいっ!机の上がザブングルー!
やっぱりいいよね、基地メカはw ずっと眺めてたくなるw
いつももめてるジロンたちの声が聞こえてきそうじゃないですかw

いやー、でも今回ザブングルを見直して唸ったのは、やっぱりこの良くできた世界設定ですよね。
ザブングルは、基本コメディロボットアニメなんですよ。
ガンダムと違って、コメディなので、爆発しても人は死なないし、高い所から落ちても足がジーンと痺れるだけ。
飛び交う銃弾の雨も、避けられるし、踏まれても蹴られても、人が死なない。まあコメディだなって感じですよね。

舞台は、かつて地球と呼ばれた惑星ゾラっていう西部劇みたいな星が舞台になるのですが、ここには高い知能を持ちながらも、荒廃したゾラの汚れた大気の中では生きられない「イノセント」と呼ばれる人類がドームの中に住んでいる。ドームの外には「シビリアン」という人達が住んでいて、どんな悪事も「3日間逃げ切ったら無罪」というむちゃくちゃなルールの中生きている。
シビリアンの人達は、あまり頭がよろしくないので、そんな無茶苦茶な法に疑問すら抱かず、イノセントにいろんなものを上納して、見返りにいろんな機械をもらって生活しているっていう設定ですね。
劇中に出てくるウォーカーマシンと呼ばれるロボットや、このアイアンギアーもそのひとつ。

ある日、ジロンアモスっていう男の子が、アイアンギアーからザブングルを盗もうとするところから物語が始まる。
ジロンは、ティンプという男に両親を殺されてその仇を追っているのですが・・・もうすでに3日過ぎている。
みんなから、3日過ぎてるのに追うとかダサいと笑われながらも、なぜ3日過ぎたら全て許されるのかという所に疑問を抱くんですよね。それから少しずつ、この世界のからくりが紐解かれていく。
なんとジロンたち「シビリアン」は、「イノセント」の手によって、この荒廃した世界でも、たくましく生きて行けるように品種改良された人類だった。
だから彼らは、爆発しても死なないし、高い所から落ちても足がジーンと痺れるだけ。飛び交う銃弾の雨も、避けられるし、踏まれても蹴られても、死なない。
実はコメディだもんね!って思っていた描写は、全てそういう風にデザインされた人種だったっていう事なんですよねw
それに対してイノセントの登場人物は銃で撃たれると普通に死ぬ・・・・。
これはすごいなー!w って思ったw この設定を一晩で考えたらしい富野監督のすごさよ・・・。

「アイアンギアーをウォーカーマシンにするぞ!」
「甲板にまだトラッドがいる!」
「かまわん!」
まあ、変形に巻き込まれても死にませんからね・・・w

ロボに変形する母艦・・・・燃えますねw


立ち上がる家、アイアンギアー!
この滅茶苦茶感がかっこいいw

ザブングルって後半まで航空戦力が登場しないから、この高さから攻撃できるっていうのはすごい強みですよねw

同型艦のギア・ギアとの殴り合いも熱い。
設定はそういう感じでシリアスでも、やっぱりコメディなのでほんと軽い気持ちで見れるのと、50話もあるので各キャラクターがすごい立ってきて、もう途中からみんな家族みたいな目で見れるようになるw
敵も味方も魅力的で全員濃いいキャラクターたちが、ほんと魅力的ですw 喧嘩ばっかりしてるけど、なんだか全員愛おしいw
シビリアンもイノセントもみんな一生懸命生きてるなーって感じるんですよねー。

「ザブングル」っていう芸人さんもいるじゃないですか?
これって、このザブングルが好きなのかなあ?って思って気になって調べてみたんですよ。
そしたら・・・その理由にビックリ。
「Xabungle」って「bungle」=「間抜け、ドジ」に否定の「Xa」を付けて
「Xa bungle」=「間抜けじゃない」っていう意味らしい。
ストーン!って戦闘メカザブングルという作品が腑に落ちた瞬間でしたねw
ジロンたちは、いつもドジやって間抜けに見えたけど・・・
それは過酷な惑星ゾラで、彼らが頑なに生きている姿だった。
まさにタイトル通り・・・全話、通してみるととてもそれを感じる事ができましたねー!
戦闘メカ ザブングル!おもしろかった!
いやー・・・このアイアンギアーは大切にしよう!
独身万歳!!