
お待たせいたしました! お待たせしすぎたかもしれませんっ!
本日より、NETFLIXにて『劇場版光のお父さん』配信開始でっす!
初のサブスク系オンデマンドに、劇場版光のお父さんが登場ですね。NETFLIXに加入していれば、好きな時に何度でも見れます。
まだ見てないよーという方は是非見て下さいませ。
「光のお父さん」を僕がブログで連載していたのが、6年前の2014年、書籍、ドラマになったのが3年前の2017年、映画になったのが昨年の2019年という事で、どれも結構時がたっておりまして・・・最近FFXIVを始めた方は、いまいち何かわからないという人もおられるんですよね。最近ツイッターのDMで、光のお父さんに出てくるマイディーのなりきりアカウントですか?と聞かれたくらいですからねw
なので、今回の記事は劇場版NETFLIX配信記念という事で、「光のお父さん」をトータルで振り返ってみたいと思います。
ではいきまーっす。
「光のお父さん」は、僕がブログで連載していた光のお父さん計画のドキュメント記事を、書籍、ドラマ、映画化した作品です。

■ 発端。
2014年、FFXIVでは初の「友達招待キャンペーン」が開催されていました。FFXIVに友達を招待し課金してくれると、初の二人乗りマウント「グランチョコボ」がもらえるよ!というキャンペーンでした。しかしながら、こういったオンラインゲームの招待キャンペーンは自ら別アカウントを作って特典だけもらっちゃえ!という風潮があり、それは本来の意図とは違うんじゃないかと感じていた僕が、ゲーマーの父を招待したのが発端でした。

■ 「光のお父さん計画」発動。
何の気なしに友達招待キャンペーンで、父を誘ってみようかな?という記事を書いた所、意外と大きな反響を頂いた。
この時は、内心、え?マジでやらないと駄目?って気持ちでしたねw でも、父の癌の手術をきっかけに父との長いすれ違いを感じていた僕は、映画好きの父に映画のような体験をしてもらうっていうのもひとつの親孝行になるのではないだろうか?と考え、息子である事を隠して父と冒険を重ねる事を決意し、FC:じょびネッツアの仲間と共に「光のお父さん計画」をスタートさせました。
光のお父さん計画・・・・。
それは、60歳を超えるゲーム好きの父にFF14をプレイしてもらい、自分は正体を隠してフレンド登録。
共に冒険を続け、いつの日か自分が実の息子である事を打ち明けるという壮大な親孝行計画である。

■ 正体を隠し、父と共に旅をする。
仲間の力を借り、息子であるという正体を隠して父と共に冒険する日々は、いろんな気づきを得る事ができる日々でした。
息子と父が親子の関係性をリセットし、互いに友人として、ひとりの人間として接する日々。
僕の事をまったくの他人であると思い僕と接する父の姿は、普段家ではまったく見せないような、朝、ネクタイを締め玄関を出た後の姿でした。その姿を通して僕は、子供の頃にもらった数多くの言葉の意味を理解する事ができました。
これができたのも、この世界のどこかの誰かと日々を過ごすオンラインゲームならではの特性があったからこそですね。

■ ブログの連載。
父との冒険をつづった連載「光のお父さん」は、当時、多くの人に読んでもらえました。やはり注目されると気合が入るのがブロガーの性というもので、それまでのオンラインゲームでの経験やブログを書いてきた経験をフルでぶち込み、本気で書いてましたねw
当時、突然INSIDさんでネットニュースとして取り上げられたり、PLLでも吉田P/Dが触れてくださったり、南條さんもあいこめで続き楽しみみたいな事を言ってくれていたので、プレッシャーが半端なかったですね。
ツインタニアを倒し、自分の正体を父に打ち明け、光のお父さん計画も無事完遂。
その際はINSIDさんから、ゲーム内インタビューを受けたりして、僕の中ではやり遂げた感がすごかった。
なので、計画完遂後は、連載の筆が一気に停滞してしまったんですよねw
そんな中、「弊社で書籍化したい」というような商業的接触がいくつかありました。
その中でも一番無茶苦茶だったのが、「この話をTVドラマ化したい」という提案でした。2016年春頃の話です。

■ 光のドラマ化計画。
ゲームブログのTVドラマ化という、どう考えても頓挫しそうな無茶苦茶な挑戦に僕はとてもワクワクしました。
自分の冒険が、TVドラマになって地上波で放送される。そんなオンラインゲーマーなら誰でも一度は夢を見るようなシチュエーション。
この夢のようなシチュエーションをなんとかみんなと共有したい!
僕はそんな思いからブログ上でその経緯をドラマチックに再現する「光のぴぃさん」を連載する事にしました。
連載がは始まった当時、誰もが「そんなん無理やろw」という気持ちで読んでくれていた事だと思いますw

■ この戦いは絶対に勝たなければならならい。
恐らく僕の人生の中で一番脳がフル回転してた日々、それが2016年~2017年でした。光のお父さんがTVドラマ化する事でより多くの人にオンラインゲームの素晴らしさを伝える事ができる。これは絶対成し遂げねば!そんな気持ちでドラマ化に取り組んでましたね。
本当にこのドラマ化に関しては、いろんな人からいろんな事を教わりました。それは僕の財産であり、その財産を皆さんに還元するのが僕の使命と感じ、光のぴぃさんの連載にはとても力を入れていましたね。
企画、許諾、準備、制作、撮影、編集、プロモーション・・・その全てに嫌がられるくらい首を突っ込んで、一切の妥協なくドラマを作り上げました。

■ TVドラマ「光のお父さん」。
2017年、1話30分の深夜ドラマとして、地上波にて放送された「光のお父さん」。それはTVドラマ内に声優さんが声を入れたゲーム画面がそのまんま放送されるパートが入る奇妙なドラマなのにも関わらず、多くの人に喜んでもらえました。毎週、受け入れてもらえるかドキドキでしたね・・・。小学校の時、発表会で演劇とか合奏とかするじゃないですか。その日の為に練習や準備をずーっとやって、本番当日その全てが放出されるあの感覚の大きい版みたいな感じ。たまらなく楽しかったですね。
紅蓮の拡張とも相まって、多くの人がドラマを見て光の戦士になってくれました。これもとても嬉しかったですね。
自分のキャラクターがFFXIVのTVCMに登場し、「ファイナルファンタジーXIV」ってタイトルコールするという栄誉も忘れられない思い出です。

■ 今度は映画だ。
深夜ドラマでの成功⇒映画化は必然の流れであるかのように、映画化の話はTV放映直後にスタートしました。
これはもう・・・紆余曲折がすごかったですねw TVドラマの制作と映画の制作って似たようなものかなと思っていたのですが、まったくの別物でした。やっぱり映画はTVと違って、お客様からお金を頂いて鑑賞してもらうというものなのでいろんな制約や約束事が多い多い・・・。同じトランプでも、ババ抜きとポーカーくらいルールが違うみたいな感じです。原作者の力もTVドラマの時は十二宮編の黄金聖闘士くらいの力があったのですが、映画になるとハーデス編のシルバー聖闘士くらいの力しかありませんでしたw それでも僕の意見を色々と尊重し、取り入れてくれたスタッフの皆様にはとても感謝しています。

■ 劇場版公開。
2019年3月、東京ファンフェスにて劇場版公開が発表される。ゲストに坂口さんや吉田鋼太郎さんも登壇され、吉田P/Dやモルボルさんとトークを繰り広げられ、その様子は翌日のめざましTVやZIPといった情報番組でも取り上げられました。あの日僕も会場でこっそり見てたんですが、発表された時の皆さんの拍手で涙がでちゃいましたねw うれしかった。その発表の様子は劇場版のブルーレイにと行く点として入っておりますよ!そして公開されて、たくさんの人が褒めてくれました。それが昨年のお話です。

友達招待キャンペーンに対するほんの些細な切欠から始まった、光のお父さんというコンテンツ。
今でもこうして多くの人に愛し続けて頂けてる事は、僕にとって大きな生きる力のひとつになっています。
本当に皆様に心から感謝しております。
以上!光のお父さんに関する振り返りでした。
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— Netflix Japan (@NetflixJP) July 21, 2020
> ついに配信開始! <
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『劇場版
ファイナルファンタジーXIV
光のお父さん』https://t.co/o9i3KjlkJj
✨“光の戦士”と一緒に
いざエオルゼアへ🎮#坂口健太郎 #吉田鋼太郎 #南條愛乃 #FF14 #光のお父さん pic.twitter.com/TuK6XawoKC
『劇場版 光のお父さん』、本日よりNETFLIXにて配信開始です!
TVドラマ版&特別編と合わせてたのしんでね!
つづく。